TERM 159
ライフスパン
らいふすぱん
キャリア理論
更新日: 2026年7月19日
ひとことでいうと
モヤン
ねえサニー先生、「ライフスパン」ってなあに?
サニー先生
人生をまるごと、長い時間の流れで見るスーパーの視点
小学生でもわかる説明
モヤン
うーん…もうすこしやさしく教えて!
サニー先生
キャリアは「しゅうしょくした日」だけの話ではありません。子どものころの「好き」も、学生の勉強も、はたらく時間も、年をとってからの暮らしも、ぜんぶつながったひとつの物語として見る考え方です。
身近なたとえ
モヤン
たとえば、どんな感じ?
サニー先生
一本の長い巻き物のようなもの。今読んでいるページの前にも後にも物語は続いていて、途中で立ち止まったり、読み返したりしながら進んでいきます。
子育て・仕事で考えると
モヤン
暮らしの中でも役に立つ?
サニー先生
育休で仕事を離れている時期や、子育てが落ち着いてからの学び直しも、巻き物の途中の大切な一場面。「遅れた」のではなく、生涯にわたる発達の一部だと捉えられます。
試験で必要な正式な説明
サニー先生
ここからは先生モード。試験ではこう説明されるよ。ゆっくりでいいから読んでみてね。
スーパー(Super, D. E.)は、キャリア発達を生涯にわたる過程と捉え、成長期・探索期・確立期・維持期・解放(下降)期の5つのライフステージ(マキシサイクル)で示しました。また、転職などの節目では探索から確立までを小さく繰り返す「ミニサイクル」が生じるとしました。ライフスパン(時間軸)とライフスペース(役割)を組み合わせた包括的な枠組みを「ライフスパン・ライフスペース・アプローチ」と呼びます。
理論家との関係
モヤン
この言葉って、だれの理論なの?
- スーパー(Donald E. Super) — キャリアを「一生かけて自分らしさを実現する旅」と考えた人
似た言葉との違い
モヤン
「ライフスペース」と、なにがちがうの?
- ライフスペース
- ライフスパンは「時間」の軸(人生の段階)。ライフスペースは「役割」の軸(同時に担ういくつもの役割)。2つを組み合わせて図にしたものがライフ・キャリア・レインボー。
- 転機(トランジション)
- シュロスバーグの転機は「出来事」に注目する考え方。ライフスパンは出来事ではなく、生涯の発達段階という大きな流れに注目する。
1問1答(当サイトオリジナル)
サニー先生
それじゃあ、たしかめテスト!○か×か、選んでみてね。
スーパーは、キャリア発達は就職をもって完成すると考えた。○か×か。
正解は × — ×。スーパーはキャリア発達を、成長期から解放(下降)期まで生涯にわたって続く過程と捉えました。
🌈 過去問で確認する
国家資格キャリアコンサルタント試験の過去問題は、2つの試験機関の公式サイトで公開されています(学科試験は両機関共通)。公式ページの過去問PDFで「ライフスパン」が出てくる問題を探して、実際の問われ方を確認してみましょう。
※過去問の本文は試験機関に著作権があるため、当サイトには転載していません。このページの○×問題は当サイトのオリジナルです。
🥾 つぎに読むなら
ライフスペース 人生には仕事以外にも、いくつもの役割があるというスーパーの視点 →参考文献・参考サイト
- 木村周・下村英雄『キャリアコンサルティング 理論と実際』(雇用問題研究会)
- 渡辺三枝子 編著『新版 キャリアの心理学』(ナカニシヤ出版)
- 厚生労働省・キャリアコンサルティング協議会・JCDA の公式情報
※本ページは初心者向けにやさしい表現で説明しています。試験対策では、必ずお手持ちのテキスト・過去問・公式資料もあわせてご確認ください。