TERM 001 🌥️🌥️🌥️
自己概念
じこがいねん
キャリア理論
更新日: 2026年7月11日
ひとことでいうと
モヤン
ねえサニー先生、「自己概念」ってなあに?
サニー先生
「自分はこんな人」と自分自身について持っているイメージ
図でイメージする
小学生でもわかる説明
モヤン
うーん…もうすこしやさしく教えて!
サニー先生
「わたしは歌がすき」「ぼくは人前だときんちょうする」。そんなふうに、自分で自分のことを「こういう人だ」と思っている気持ちのまとまりのことです。
身近なたとえ
モヤン
たとえば、どんな感じ?
サニー先生
心の中にある「自分の紹介カード」のようなもの。カードには「得意なこと」「大事にしたいこと」「苦手なこと」が書いてあって、経験を重ねると書き換わっていきます。
子育て・仕事で考えると
モヤン
暮らしの中でも役に立つ?
サニー先生
子どもが「どうせ僕なんて」と言うとき、その子の自分の紹介カードにマイナスの言葉が増えているのかもしれません。また、育休から復職するときに「私は仕事で何を大事にしたい人だっけ?」と迷うのも、自己概念を見つめ直している時間だと言えます。
試験で必要な正式な説明
サニー先生
ここからは先生モード。試験ではこう説明されるよ。ゆっくりでいいから読んでみてね。
自己概念とは、個人が自分自身について抱く主観的なイメージの総体のこと。スーパー(Super, D. E.)のキャリア発達理論の中心概念で、スーパーは「キャリア発達とは自己概念を職業を通して実現していく過程である」と考えました。自己概念は生涯を通じて経験により形成・変化し、職業選択は自己概念を職業語(職業の言葉)に翻訳して実現する行為と位置づけられます。
試験ではこう出るよ
モヤン
これって、試験ではどんなふうに出るの?
サニー先生
☀️ サニー先生の試験アドバイス
- 「キャリア発達=自己概念を職業を通して実現する過程」という一文の正誤を問う形が定番。この言い回しごと覚えてね。
- 「自己概念は一度できたら変わらない」ときたら×。経験によって生涯変化し続けるよ。
- 人名ひっかけ注意。自己概念はスーパー。バンデューラ(自己効力感)と入れ替えてくるよ。
🍙 覚え方のヒント
サニー先生
「心の中の自己紹介カード」とイメージしよう。スーパーの理論の中心は、いつもこのカード。キャリア発達=経験を重ねてカードを書き換えていくこと、と覚えると全部つながるよ。
⚠️ ここで間違えやすい
「自己概念は一度できたら変わらない」と書かれていたら×。経験によって生涯変化し続けるのがポイント。また、バンデューラの「自己効力感(できそうという感覚)」との混同に注意。自己概念は「私はこういう人」という自分像のまとまりだよ。
理論家との関係
モヤン
この言葉って、だれの理論なの?
- スーパー(Donald E. Super) — キャリアを「一生かけて自分らしさを実現する旅」と考えた人
似た言葉との違い
モヤン
「自己効力感」と、なにがちがうの?
- 自己効力感
- 自己概念は「自分はこんな人」という広いイメージ全体。自己効力感は「自分はこの行動をうまくやれそうだ」という特定の行動への自信(バンデューラの概念)で、対象がより限定的。
- 自己理解
- 自己理解は、自分の興味・能力・価値観などを知ろうとする活動やプロセスのこと。その結果として形づくられるイメージが自己概念。
1問1答(当サイトオリジナル)
サニー先生
それじゃあ、たしかめテスト!○か×か、選んでみてね。
スーパーの理論では、職業選択は自己概念を実現する過程であるとされる。○か×か。
正解は ○ — ○。スーパーはキャリア発達を「自己概念を職業を通して実現していく過程」と捉えました。
🌈 過去問で確認する
国家資格キャリアコンサルタント試験の過去問題は、2つの試験機関の公式サイトで公開されています(学科試験は両機関共通)。公式ページの過去問PDFで「自己概念」が出てくる問題を探して、実際の問われ方を確認してみましょう。
※過去問の本文は試験機関に著作権があるため、当サイトには転載していません。このページの○×問題は当サイトのオリジナルです。
🥾 つぎに読むなら
ライフ・キャリア・レインボー 人生の役割を、虹のように重なり合う帯で表したスーパーの図 →参考文献・参考サイト
- 木村周・下村英雄『キャリアコンサルティング 理論と実際』(雇用問題研究会)
- 渡辺三枝子 編著『新版 キャリアの心理学』(ナカニシヤ出版)
- 厚生労働省・キャリアコンサルティング協議会・JCDA の公式情報
※本ページは初心者向けにやさしい表現で説明しています。試験対策では、必ずお手持ちのテキスト・過去問・公式資料もあわせてご確認ください。