TERM 004 🌥️🌥️🌥️
自己効力感
じここうりょくかん
キャリア理論
更新日: 2026年7月11日
ひとことでいうと
モヤン
ねえサニー先生、「自己効力感」ってなあに?
サニー先生
「自分ならこれをうまくやれそうだ」という見通しと自信
図でイメージする
小学生でもわかる説明
モヤン
うーん…もうすこしやさしく教えて!
サニー先生
さか上がりの練習で「あと少しでできそう!」と思える気持ちのこと。「できそう」と思えると練習を続けられるし、「むり」と思うとやめたくなってしまいます。
身近なたとえ
モヤン
たとえば、どんな感じ?
サニー先生
心の中の「できそうメーター」。メーターが高いとチャレンジでき、低いと最初の一歩が出ません。メーターは、成功の経験・人のまね(モデリング)・励まし・体調や気分で上下します。
子育て・仕事で考えると
モヤン
暮らしの中でも役に立つ?
サニー先生
「私はもう何年も働いていないから無理」と復職をためらうのは、自己効力感が下がっている状態。小さな成功体験(短時間のパート、資格の勉強を1週間続けるなど)を積むことが、メーターを上げる近道です。子どもへの声かけでも「結果」より「やれた過程」を認めると自己効力感を支えられます。
試験で必要な正式な説明
サニー先生
ここからは先生モード。試験ではこう説明されるよ。ゆっくりでいいから読んでみてね。
自己効力感(self-efficacy)とは、ある結果を生み出すために必要な行動を自分がうまく遂行できるという確信のこと。バンデューラ(Bandura, A.)が提唱した社会的学習理論(社会的認知理論)の中心概念。自己効力感を高める主な情報源として、(1)遂行行動の達成(成功体験)、(2)代理的経験(モデリング)、(3)言語的説得、(4)情動的喚起(生理的・感情的状態)の4つが挙げられる。
試験ではこう出るよ
モヤン
これって、試験ではどんなふうに出るの?
サニー先生
☀️ サニー先生の試験アドバイス
- 自己効力感を高める4つの情報源(遂行行動の達成・代理的経験・言語的説得・情動的喚起)の組み合わせ問題が頻出。「達成体験が最も強力」もポイント。
- 人名はバンデューラ。「自己概念(スーパー)」「自尊感情」との用語入れ替えひっかけに注意してね。
理論家との関係
モヤン
この言葉って、だれの理論なの?
- バンデューラ(Albert Bandura) — 「人はまねして学ぶ」「できそうと思う力」を研究した人
似た言葉との違い
モヤン
「自己肯定感」と、なにがちがうの?
- 自己肯定感
- 自己肯定感は「自分には価値がある」と自分の存在を認める感覚。自己効力感は「この行動をうまくやれそう」という行動への見通し。試験では自己効力感の4つの情報源が問われやすい。
- 自己概念
- 自己概念は自分についてのイメージの全体。自己効力感は特定の行動・課題に対する「できそう」という認知。
1問1答(当サイトオリジナル)
サニー先生
それじゃあ、たしかめテスト!○か×か、選んでみてね。
バンデューラは、自己効力感を高める情報源のひとつとして「代理的経験(モデリング)」を挙げた。○か×か。
正解は ○ — ○。成功体験・代理的経験・言語的説得・情動的喚起の4つが自己効力感の情報源とされています。
🌈 過去問で確認する
国家資格キャリアコンサルタント試験の過去問題は、2つの試験機関の公式サイトで公開されています(学科試験は両機関共通)。公式ページの過去問PDFで「自己効力感」が出てくる問題を探して、実際の問われ方を確認してみましょう。
※過去問の本文は試験機関に著作権があるため、当サイトには転載していません。このページの○×問題は当サイトのオリジナルです。
🥾 つぎに読むなら
自己概念 「自分はこんな人」と自分自身について持っているイメージ →参考文献・参考サイト
- 木村周・下村英雄『キャリアコンサルティング 理論と実際』(雇用問題研究会)
- 渡辺三枝子 編著『新版 キャリアの心理学』(ナカニシヤ出版)
- 厚生労働省・キャリアコンサルティング協議会・JCDA の公式情報
※本ページは初心者向けにやさしい表現で説明しています。試験対策では、必ずお手持ちのテキスト・過去問・公式資料もあわせてご確認ください。