THEORIST 48

テイラー

Frederick W. Taylor

☀️ 経営管理論(科学的管理法)

更新日: 2026年7月28日

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サニー先生今日はテイラーさんとピクニックしよう。テイラーさんは、経営管理論(科学的管理法)の中で「科学的管理法」を唱えた人。とくちょうは——時間研究・動作研究にもとづいて作業を標準化し、1日の課業(ノルマ)を科学的に設定する管理手法。 テイラーさん、よろしくお願いします!

テイラーさんやあ、サニー先生、モヤン! 時間ぴったりだね、すばらしい。シートを広げるのに何分かかった? むだのない手順には美しさがある。今日は、働き方を「科学」にした話を、きっちり効率よく——でも楽しく、しよう。

ひとことでいうと

「勘と経験」だった働き方を、時間と動作の科学で管理した経営学の出発点

まずは、ざっくり

工場の仕事を「なんとなくの経験」ではなく、ストップウォッチで測って(時間研究)、むだのない動きを調べて(動作研究)、1日の標準の仕事量(課業)を科学的に決めよう——と考えた人です。経営学・労務管理のいちばん最初に出てくる人物です。

身近なたとえ

料理のレシピ化に似ています。ベテランの勘だった「適当に炒める」を、「中火で3分」と誰でも再現できる形にする。効率は上がる一方、「人はレシピどおりに動く機械ではない」という批判も生まれ、そこから人間関係論(メイヨーのホーソン実験)が登場します。

おもな理論・キーワード

科学的管理法
時間研究・動作研究にもとづいて作業を標準化し、1日の課業(ノルマ)を科学的に設定する管理手法。
差別的出来高給
課業を達成した労働者に高い賃率、未達成には低い賃率を適用するしくみ。経済的な報酬で人は動くという人間観(経済人モデル)が前提。
人間関係論への流れ
「人は感情を持つ存在」という批判から、メイヨーらのホーソン実験・人間関係論が生まれ、その後のモチベーション理論(マズロー・ハーズバーグなど)につながった。

試験でのポイント

  • 「時間研究・動作研究・課業管理」ときたらテイラー。労働者を経済的報酬で動く存在と捉えた点も問われる
  • メイヨー(ホーソン実験・人間関係論)との対比:科学的管理法への批判から人間関係論が生まれた、という流れ
  • マズロー(欲求段階説)・ハーズバーグ(二要因理論)など動機づけ理論との人物すり替えに注意

混同しやすい理論家

マズロー
テイラー=お金(経済的報酬)で動く人間観、マズロー=自己実現に向かう人間観。労務管理の歴史では「テイラー→人間関係論→行動科学(マズローら)」の順で発展した。
ハーズバーグ
テイラー=賃金と課業で管理、ハーズバーグ=満足要因(動機づけ)と不満要因(衛生)は別物という理論。賃金は衛生要因、という論点で対比される。

覚えるためのエピソード

理論だけだと覚えにくいもの。人となりを知ると、ぐっと記憶に残ります。

  • もとは工場の現場労働者から技師長まで昇りつめた人物で、現場の「組織的怠業(みんなでわざとゆっくり働く)」を目の当たりにしたことが研究の出発点だった。
  • 主著『科学的管理法の原理』(1911)は、経営学という学問そのものの出発点のひとつとされている。

もっと知る(写真・動画)

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🌈 過去問で確認する

国家資格キャリアコンサルタント試験の過去問題は、2つの試験機関の公式サイトで公開されています(学科試験は両機関共通)。公式ページの過去問PDFで「テイラー」が出てくる問題を探して、実際の問われ方を確認してみましょう。

※過去問の本文は試験機関に著作権があるため、当サイトには転載していません。このページの○×問題は当サイトのオリジナルです。