THEORIST 11 🌥️🌥️🌥️ 過去6回で1回出題

エリクソン

Erik H. Erikson

☀️ 心理社会的発達理論

更新日: 2026年7月11日

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似顔絵は当サイト作成のイメージイラストです(実際の写真は下の「もっと知る」からご覧いただけます)。

1902 – 1994|ドイツ→アメリカ|男性

自分の父親を知らずに育ち、ナチスの迫害を逃れてアメリカへ渡った。「わたしは何者か」という自身の問いが、アイデンティティ理論そのものになった。

つながりフロイトの娘アンナ・フロイトに学び、精神分析を生涯発達の理論へ広げた。

※生没年・経歴は現在照合中の情報を含みます

サニー先生今日はエリクソンさんとピクニックしよう。エリクソンさんは、心理社会的発達理論の中で「8つの発達段階」を唱えた人。とくちょうは——乳児期から老年期までの8段階。各段階に「信頼対不信」などの心理社会的危機(発達課題)がある。 エリクソンさん、よろしくお願いします!

🌱

エリクソンさんこんにちは、サニー先生、モヤン。いい日だね。人はいくつになっても「わたしは何者か」を育てていくものだよ。お弁当を食べながら、きみの「いま」の宿題を一緒に眺めてみよう。

エリクソンとは? ひとことでいうと

人生を8つの階段に分けて、それぞれの「宿題(発達課題)」を示した人

まずは、ざっくり

赤ちゃんからお年寄りまで、人の一生を8つの階段に分けて、「この時期にはこの宿題がある」と整理した学者さん。10代の宿題「自分って何者?(アイデンティティ)」がいちばん有名です。

モヤン(黄色い帽子をかぶった雲。学び直し中の相棒) モヤン

8つの宿題…!ぼく、どこかでやり残してたら留年かも…

サニー先生(丸眼鏡のレモンイエローの太陽) サニー先生

ふふ、安心して。人生の宿題は留年しないし、あとからやり直せるんだ。

モヤン(黄色い帽子をかぶった雲。学び直し中の相棒) モヤン

よかった!10代の宿題は「自分って何者?」だったよね!

サニー先生(丸眼鏡のレモンイエローの太陽) サニー先生

そう、それがアイデンティティ。試験でいちばんよく出る段階だよ。

身近なたとえ

学年ごとに学ぶことが決まっている学校のカリキュラムに似ています。ただし人生の宿題は、うまくできなくても留年にはならず、あとからやり直すこともできます。

図でイメージする

乳児期幼児前期幼児後期児童期青年期成人前期成人期老年期 青年期の課題「アイデンティティの確立」が特に頻出
生涯を8段階でとらえ、各段階に発達課題がある 出典: エリクソン(E. H. Erikson)の心理社会的発達理論を基に当サイト作成(イメージ図)

エリクソンのおもな理論・キーワード

8つの発達段階
乳児期から老年期までの8段階。各段階に「信頼対不信」などの心理社会的危機(発達課題)がある。
アイデンティティ(自我同一性)
青年期の発達課題。「自分は何者か」の感覚を確立すること。確立までの猶予期間をモラトリアムと呼ぶ。

8つの発達段階と「〇〇対〇〇」

各段階には、プラスの力とマイナスの力がぶつかる「心理社会的危機」があります。「対」の左がプラス、右がマイナス。両方を経験しながら、プラスが上回ると次の力が育つ、と考えます。

①乳児期
基本的信頼 対 基本的不信
お世話をしてくれる人に「この世界は信じて大丈夫」と思えるかどうか。うまく乗りこえると「希望」が育つ。
②幼児期前期
自律性 対 恥・疑惑
トイレや着がえなど「自分でやりたい」を試す時期。うまく乗りこえると「意志」が育つ。
③幼児期後期(遊戯期)
自主性(積極性) 対 罪悪感
ごっこ遊びなどで「やってみたい」を自分から始める時期。うまく乗りこえると「目的」が育つ。
④学童期(児童期)
勤勉性 対 劣等感
勉強や習いごとで「がんばればできる」を積み重ねる時期。うまく乗りこえると「有能感」が育つ。
⑤青年期
同一性(アイデンティティ) 対 同一性拡散(役割の混乱)
「自分は何者か」を探して、自分なりの答えをつかむ時期。うまく乗りこえると「忠誠」が育つ。試験でいちばんよく出る段階。
⑥成人期前期(前成人期)
親密性 対 孤立
友人やパートナーと、深く信頼し合う関係をつくる時期。うまく乗りこえると「愛」が育つ。
⑦成人期(壮年期)
世代性(生殖性) 対 停滞
子どもや後輩など、次の世代を育てて支える時期。うまく乗りこえると「世話(ケア)」が育つ。
⑧老年期
統合(自我の統合) 対 絶望
これまでの人生をふり返り、「これでよかった」と受け入れる時期。うまく乗りこえると「英知」が育つ。

※段階の呼び方や訳語は、本によって少しちがいます(例: 自主性=積極性、世代性=生殖性、同一性拡散=役割の混乱)。試験では、どちらの言い方でも同じものとして読めるようにしておきましょう。

エリクソンの試験でのポイント

  • 青年期=アイデンティティの確立(対 役割の混乱)は最頻出
  • 8段階の順番と代表的な課題(乳児期=基本的信頼など)を対応させる
  • 「モラトリアム」の意味も問われる

エリクソンは試験でこう出る

モヤン(黄色い帽子をかぶった雲。学び直し中の相棒) モヤン

これって、試験ではどんなふうに出るの?

サニー先生(丸眼鏡のレモンイエローの太陽)

サニー先生

☀️ サニー先生の試験アドバイス

  • 8段階それぞれの「心理社会的危機(〇〇対〇〇)」の対応が最頻出。特に青年期の「同一性対同一性拡散(アイデンティティの確立)」は超定番。
  • 「モラトリアム」もエリクソン由来。レビンソン(四季・過渡期)との区別は「8段階か4つの季節か」で。

エリクソンと混同しやすい理論家

レビンソン
エリクソンは生涯全体を8段階(心理社会的課題)、レビンソンは成人期を四季(安定期と過渡期)で捉えた。段階の数とキーワードで見分ける。

ほかのペアの見分け方は、理論家の覚え方(4つの手順)にまとめています。

覚えるためのエピソード

理論だけだと覚えにくいもの。人となりを知ると、ぐっと記憶に残ります。

  • 「アイデンティティ(自我同一性)」「アイデンティティの危機」という言葉を世に広めた人。
  • 大学の卒業証書を持っていなかったのに、ハーバード大学で教えたという異色の経歴。
  • 著書『ガンジーの真理』でピューリッツァー賞を受賞した文章の名手でもある。

もっと知る(写真・動画)

実際の写真や、くわしい経歴・解説動画は、下のリンクから。イラストと実際の顔を両方見ると覚えやすくなります。

エリクソンの1問1答(当サイトオリジナル)

「人生の四季(ライフサイクル)」を提唱したのはエリクソンである。○か×か。

エリクソンを代表するキーワードはどれ?

🌈 過去問で確認する

国家資格キャリアコンサルタント試験の過去問題は、2つの試験機関の公式サイトで公開されています(学科試験は両機関共通)。公式ページの過去問PDFで「エリクソン」が出てくる問題を探して、実際の問われ方を確認してみましょう。

※過去問の本文は試験機関に著作権があるため、当サイトには転載していません。このページの○×問題は当サイトのオリジナルです。

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