TERM 003 🌥️🌥️
ラポール
らぽーる
カウンセリング技法
更新日: 2026年7月11日
ひとことでいうと
モヤン
ねえサニー先生、「ラポール」ってなあに?
サニー先生
相談者とカウンセラーの間にできる、安心できる信頼関係
小学生でもわかる説明
モヤン
うーん…もうすこしやさしく教えて!
サニー先生
「この人になら話してもだいじょうぶ」と思える、心の橋のこと。橋がかかっていないうちに、いきなり大事な話はできません。
身近なたとえ
モヤン
たとえば、どんな感じ?
サニー先生
初めて会うママ友との関係づくりに似ています。最初は天気の話やあいさつから始めて、少しずつ「この人は私の話を笑ったりしない」と分かってくると、本音を話せるようになりますよね。あの安心感がラポールです。
子育て・仕事で考えると
モヤン
暮らしの中でも役に立つ?
サニー先生
面接試験(ロールプレイ)の最初の数分は、このラポール形成が大きなテーマになります。子育てでも、叱る前に子どもの話を最後まで聴く習慣があると、親子のラポールが保たれます。
試験で必要な正式な説明
サニー先生
ここからは先生モード。試験ではこう説明されるよ。ゆっくりでいいから読んでみてね。
ラポール(rapport)とは、カウンセラーと相談者(クライエント)との間に形成される相互の信頼関係のこと。カウンセリングの初期段階で形成が重視され、受容的・共感的な態度、非言語的なかかわり(視線・姿勢・うなずき)などを通じて築かれる。ラポールが形成されることで、相談者は安心して自己開示ができるようになる。
試験ではこう出るよ
モヤン
これって、試験ではどんなふうに出るの?
サニー先生
☀️ サニー先生の試験アドバイス
- 「ラポールは面談の最初に一度つくれば終わり」ときたら×。関係は面談全体を通して維持・深化するものだよ。
- システマティック・アプローチの最初のステップ「カウンセリング関係の樹立」とセットで問われるよ。
🍙 覚え方のヒント
サニー先生
フランス語で「橋を架ける」イメージ。相談者との間に架かる信頼の橋=ラポール。橋が架かってはじめて、本音が渡ってくる。
⚠️ ここで間違えやすい
ラポールは「最初に作って終わり」ではなく、面談の全過程を通じて維持・深化させるもの。「初回面談だけの課題」と書かれていたら疑おう。
理論家との関係
モヤン
この言葉って、だれの理論なの?
- ロジャーズ(Carl R. Rogers) — 「答えは相談者の中にある」と考え、聴くことを大切にした人
似た言葉との違い
モヤン
「リレーション」と、なにがちがうの?
- リレーション
- ほぼ同じ意味で使われることが多いが、リレーションは関係そのものを広く指し、ラポールは特に信頼と安心を伴う心的なつながりを指すことが多い。
1問1答(当サイトオリジナル)
サニー先生
それじゃあ、たしかめテスト!○か×か、選んでみてね。
ラポールの形成は、カウンセリングの最終段階で初めて必要になる。○か×か。
正解は × — ×。ラポールはカウンセリングの初期(関係構築の段階)から重視されます。
🌈 過去問で確認する
国家資格キャリアコンサルタント試験の過去問題は、2つの試験機関の公式サイトで公開されています(学科試験は両機関共通)。公式ページの過去問PDFで「ラポール」が出てくる問題を探して、実際の問われ方を確認してみましょう。
※過去問の本文は試験機関に著作権があるため、当サイトには転載していません。このページの○×問題は当サイトのオリジナルです。
🥾 つぎに読むなら
傾聴 相手の話を、評価やアドバイスをはさまずに心をこめて聴くこと →参考文献・参考サイト
- 木村周・下村英雄『キャリアコンサルティング 理論と実際』(雇用問題研究会)
- 渡辺三枝子 編著『新版 キャリアの心理学』(ナカニシヤ出版)
- 厚生労働省・キャリアコンサルティング協議会・JCDA の公式情報
※本ページは初心者向けにやさしい表現で説明しています。試験対策では、必ずお手持ちのテキスト・過去問・公式資料もあわせてご確認ください。