TERM 059 🌥️🌥️🌥️
来談者中心療法
らいだんしゃちゅうしんりょうほう
カウンセリング理論
更新日: 2026年7月12日
ひとことでいうと
モヤン
ねえサニー先生、「来談者中心療法」ってなあに?
サニー先生
答えは相談者の中にある。指示せず、相談者を主役にするロジャーズのカウンセリング
小学生でもわかる説明
モヤン
うーん…もうすこしやさしく教えて!
サニー先生
ロジャーズさんが考えたカウンセリングです。カウンセラーが「こうしなさい」と教えるのではなく、相談する人自身が自分の答えを見つけられると信じて、じっくり話を聴きます。相談する人が主役です。
身近なたとえ
モヤン
たとえば、どんな感じ?
サニー先生
植物を育てる庭師さんのよう。庭師は花を無理やり引っぱって咲かせたりしません。水と光(安心して話せる関係)をととのえれば、花は自分の力で咲く、と信じて見守ります。
試験で必要な正式な説明
サニー先生
ここからは先生モード。試験ではこう説明されるよ。ゆっくりでいいから読んでみてね。
来談者中心療法(クライエント中心療法)は、ロジャーズ(Rogers, C. R.)が創始した心理療法。人には自ら成長する力(実現傾向)が備わっているとし、カウンセラーの態度条件として①自己一致(純粋性)、②無条件の肯定的配慮(受容)、③共感的理解の3つを重視する。非指示的で、技法よりもカウンセラーの態度・人間観を重んじる。キャリアコンサルティングの傾聴の土台となる理論。
試験ではこう出るよ
モヤン
これって、試験ではどんなふうに出るの?
サニー先生
☀️ サニー先生の試験アドバイス
- 「非指示的」「実現傾向」「3条件」がキーワード。カウンセラー主導で助言する、という記述は×だよ。
- 3条件(自己一致・無条件の肯定的配慮・共感的理解)はそれぞれ単独でも出題される最重要ポイント。
理論家との関係
モヤン
この言葉って、だれの理論なの?
- ロジャーズ(Carl R. Rogers) — 「答えは相談者の中にある」と考え、聴くことを大切にした人
似た言葉との違い
モヤン
「精神分析」と、なにがちがうの?
- 精神分析
- 精神分析(フロイト)は無意識を分析・解釈する専門家主導の療法。来談者中心療法は解釈や指示をせず、相談者自身の力を信じる。専門家が「治す」のか、本人が「育つ」のかの違い。
1問1答(当サイトオリジナル)
サニー先生
それじゃあ、たしかめテスト!○か×か、選んでみてね。
来談者中心療法では、カウンセラーが相談者に積極的に助言・指示を与えることが重視される。○か×か。
正解は × — ×。非指示的な態度が特徴です。「指示的・助言中心」ときたら来談者中心療法ではない、と判断できます。
🌈 過去問で確認する
国家資格キャリアコンサルタント試験の過去問題は、2つの試験機関の公式サイトで公開されています(学科試験は両機関共通)。公式ページの過去問PDFで「来談者中心療法」が出てくる問題を探して、実際の問われ方を確認してみましょう。
※過去問の本文は試験機関に著作権があるため、当サイトには転載していません。このページの○×問題は当サイトのオリジナルです。
🥾 つぎに読むなら
自己一致(純粋性) カウンセラーが自分の心にうそをつかず、ありのままでいること。ロジャーズの3条件のひとつ →参考文献・参考サイト
- 木村周・下村英雄『キャリアコンサルティング 理論と実際』(雇用問題研究会)
- 渡辺三枝子 編著『新版 キャリアの心理学』(ナカニシヤ出版)
- 厚生労働省・キャリアコンサルティング協議会・JCDA の公式情報
※本ページは初心者向けにやさしい表現で説明しています。試験対策では、必ずお手持ちのテキスト・過去問・公式資料もあわせてご確認ください。