TERM 153 🌥️🌥️
マーシャのアイデンティティ・ステイタス
まーしゃのあいでんてぃてぃ・すていたす
キャリア理論
更新日: 2026年7月12日
ひとことでいうと
モヤン
ねえサニー先生、「マーシャのアイデンティティ・ステイタス」ってなあに?
サニー先生
「危機」と「傾倒」の2軸で、アイデンティティの状態を4タイプに分けた理論
小学生でもわかる説明
モヤン
うーん…もうすこしやさしく教えて!
サニー先生
「自分は何者か」を見つける旅には、4つの状態があります。①迷って考えぬいて決めた人、②いま迷っている最中の人、③迷わず親の言うとおりに決めた人、④考えることをやめている人。どこにいるかで、必要な応援が変わります。
身近なたとえ
モヤン
たとえば、どんな感じ?
サニー先生
進路選びでいうと、①いろんな学校を調べて悩んで決めた(達成)、②今まさにオープンキャンパス巡り中(モラトリアム)、③「家は代々この道だから」で即決(早期完了)、④「別にどこでも」(拡散)。
試験で必要な正式な説明
サニー先生
ここからは先生モード。試験ではこう説明されるよ。ゆっくりでいいから読んでみてね。
マーシャは、エリクソンのアイデンティティ概念を、危機(選択肢の間で迷い探索した経験)と傾倒(自分の選択への積極的な関与)の2次元で操作的に定義し、アイデンティティ達成(危機あり・傾倒あり)、モラトリアム(危機の最中・傾倒あいまい)、早期完了(フォークロージャー。危機なし・傾倒あり)、アイデンティティ拡散(傾倒なし)の4ステイタスに分類した。早期完了は「親の価値観をそのまま受け入れ、揺らぎに弱い」という特徴づけで出題されやすい。
試験ではこう出るよ
モヤン
これって、試験ではどんなふうに出るの?
サニー先生
☀️ サニー先生の試験アドバイス
- 「危機」×「傾倒」の2軸で4ステイタスの表を書けるようにする
- 早期完了=危機なし・傾倒あり(親の価値観をそのまま)が最頻出
- エリクソンのアイデンティティ概念の操作的定義、という関係も出る
理論家との関係
モヤン
この言葉って、だれの理論なの?
- エリクソン(Erik H. Erikson) — 人生を8つの階段に分けて、それぞれの「宿題(発達課題)」を示した人
1問1答(当サイトオリジナル)
サニー先生
それじゃあ、たしかめテスト!○か×か、選んでみてね。
マーシャの分類で「早期完了(フォークロージャー)」とは、危機を経験せずに、親などの価値観に基づいて傾倒している状態を指す。○か×か。
正解は ○ — ○。早期完了=「危機なし・傾倒あり」。4ステイタスを「危機」×「傾倒」の表で書けるようにしておくと、どんな聞かれ方でも対応できます。
🌈 過去問で確認する
国家資格キャリアコンサルタント試験の過去問題は、2つの試験機関の公式サイトで公開されています(学科試験は両機関共通)。公式ページの過去問PDFで「マーシャのアイデンティティ・ステイタス」が出てくる問題を探して、実際の問われ方を確認してみましょう。
※過去問の本文は試験機関に著作権があるため、当サイトには転載していません。このページの○×問題は当サイトのオリジナルです。
🥾 つぎに読むなら
自己概念 「自分はこんな人」と自分自身について持っているイメージ →参考文献・参考サイト
- 木村周・下村英雄『キャリアコンサルティング 理論と実際』(雇用問題研究会)
- 渡辺三枝子 編著『新版 キャリアの心理学』(ナカニシヤ出版)
- 厚生労働省・キャリアコンサルティング協議会・JCDA の公式情報
※本ページは初心者向けにやさしい表現で説明しています。試験対策では、必ずお手持ちのテキスト・過去問・公式資料もあわせてご確認ください。