TERM 160
ライフスペース
らいふすぺーす
キャリア理論
更新日: 2026年7月19日
ひとことでいうと
モヤン
ねえサニー先生、「ライフスペース」ってなあに?
サニー先生
人生には仕事以外にも、いくつもの役割があるというスーパーの視点
小学生でもわかる説明
モヤン
うーん…もうすこしやさしく教えて!
サニー先生
わたしたちは同時に、いくつもの「役」を生きています。子どもであり、学ぶ人であり、はたらく人であり、家族の一員でもある。その役の組み合わせぜんぶが、その人のキャリアだという考え方です。
身近なたとえ
モヤン
たとえば、どんな感じ?
サニー先生
劇でいくつもの役を掛け持ちしている役者さんのようなもの。場面によって主役になる役は変わるけれど、どの役もその人の大切な一部です。
子育て・仕事で考えると
モヤン
暮らしの中でも役に立つ?
サニー先生
子育て中は「親」の役割が大きくなり、「働く人」の役割が小さくなる時期があります。ライフスペースの考え方では、それは後退ではなく、役割の組み合わせが変わっただけだと捉えられます。
試験で必要な正式な説明
サニー先生
ここからは先生モード。試験ではこう説明されるよ。ゆっくりでいいから読んでみてね。
スーパー(Super, D. E.)は、個人は人生の各時期に子ども・学ぶ人・余暇を楽しむ人・市民・働く人・家庭人などの複数の役割(ライフロール)を同時に担うとし、この役割の広がりをライフスペースと呼びました。ライフスパン(時間軸)とライフスペースを組み合わせて図示したものがライフ・キャリア・レインボーです。役割への関わりの深さは時期により変化し、その配分も個人のキャリアの一部と捉えられます。
理論家との関係
モヤン
この言葉って、だれの理論なの?
- スーパー(Donald E. Super) — キャリアを「一生かけて自分らしさを実現する旅」と考えた人
似た言葉との違い
モヤン
「ライフスパン」と、なにがちがうの?
- ライフスパン
- ライフスペースは「役割」の軸、ライフスパンは「時間」の軸。セットで「ライフスパン・ライフスペース・アプローチ」と呼ばれる。
- ワーク・ライフ・バランス
- ワーク・ライフ・バランスは仕事と生活の調和をめざす現代の政策・考え方。ライフスペースは、そもそも人生は複数の役割でできているというスーパーの理論上の概念。
1問1答(当サイトオリジナル)
サニー先生
それじゃあ、たしかめテスト!○か×か、選んでみてね。
ライフスペースの考え方では、「親として過ごす時間」はキャリアに含まれない。○か×か。
正解は × — ×。スーパーは「親」もライフロールのひとつと捉え、役割の組み合わせ全体をキャリアと考えました。
🌈 過去問で確認する
国家資格キャリアコンサルタント試験の過去問題は、2つの試験機関の公式サイトで公開されています(学科試験は両機関共通)。公式ページの過去問PDFで「ライフスペース」が出てくる問題を探して、実際の問われ方を確認してみましょう。
※過去問の本文は試験機関に著作権があるため、当サイトには転載していません。このページの○×問題は当サイトのオリジナルです。
🥾 つぎに読むなら
ライフスパン 人生をまるごと、長い時間の流れで見るスーパーの視点 →参考文献・参考サイト
- 木村周・下村英雄『キャリアコンサルティング 理論と実際』(雇用問題研究会)
- 渡辺三枝子 編著『新版 キャリアの心理学』(ナカニシヤ出版)
- 厚生労働省・キャリアコンサルティング協議会・JCDA の公式情報
※本ページは初心者向けにやさしい表現で説明しています。試験対策では、必ずお手持ちのテキスト・過去問・公式資料もあわせてご確認ください。