TERM 036 🌥️🌥️
行動療法(系統的脱感作)
こうどうりょうほう(けいとうてきだつかんさ)
カウンセリング理論
更新日: 2026年7月11日
ひとことでいうと
モヤン
ねえサニー先生、「行動療法(系統的脱感作)」ってなあに?
サニー先生
「行動は学習で身につく。だから学習で変えられる」と考える心理療法の一族
図でイメージする
小学生でもわかる説明
モヤン
うーん…もうすこしやさしく教えて!
サニー先生
自転車の練習と同じで、こわいものにも「少しずつ慣れる」練習ができます。リラックスしながら、こわさの小さい順に慣れていく方法(系統的脱感作)が有名です。
身近なたとえ
モヤン
たとえば、どんな感じ?
サニー先生
プールが苦手な子に、いきなり飛び込ませたりしません。足だけ→腰まで→肩まで、と「こわさの階段」を1段ずつ。リラックスと組み合わせて登るのがコツです。
子育て・仕事で考えると
モヤン
暮らしの中でも役に立つ?
サニー先生
「人前で話すのが怖い」を、家族の前→少人数→本番と段階を踏んで慣らすのは日常版の系統的脱感作。学科では「誰の何という技法か」の対応が問われます。
試験で必要な正式な説明
サニー先生
ここからは先生モード。試験ではこう説明されるよ。ゆっくりでいいから読んでみてね。
行動療法は、学習理論(パブロフのレスポンデント条件づけ、スキナーのオペラント条件づけなど)に基づき、不適応な行動を学習の原理で修正しようとする心理療法の総称。代表的技法に、ウォルピ(Wolpe, J.)の系統的脱感作(不安階層表を作り、リラクセーション(逆制止)と組み合わせて弱い刺激から段階的に慣らす)、トークン・エコノミー、モデリング法などがある。
試験ではこう出るよ
モヤン
これって、試験ではどんなふうに出るの?
サニー先生
☀️ サニー先生の試験アドバイス
- 「学習理論に基づき、不適応行動を修正する」が核心。無意識を扱う精神分析との対比で出るよ。
- 系統的脱感作(ウォルピ)、オペラント条件づけ(スキナー)、モデリング(バンデューラ)など、技法と人名の対応も問われるよ。
理論家との関係
モヤン
この言葉って、だれの理論なの?
- バンデューラ(Albert Bandura) — 「人はまねして学ぶ」「できそうと思う力」を研究した人
似た言葉との違い
モヤン
「認知療法」と、なにがちがうの?
- 認知療法
- 行動療法は「行動」の学習に、認知療法は「考え方」に注目する。現在は両者を統合した認知行動療法(CBT)が主流。
1問1答(当サイトオリジナル)
サニー先生
それじゃあ、たしかめテスト!○か×か、選んでみてね。
系統的脱感作は、不安階層表を用いてリラクセーションと組み合わせながら段階的に不安に慣らしていく技法である。○か×か。
正解は ○ — ○。ウォルピが開発。「逆制止」というキーワードもセットで覚えましょう。
🌈 過去問で確認する
国家資格キャリアコンサルタント試験の過去問題は、2つの試験機関の公式サイトで公開されています(学科試験は両機関共通)。公式ページの過去問PDFで「行動療法(系統的脱感作)」が出てくる問題を探して、実際の問われ方を確認してみましょう。
※過去問の本文は試験機関に著作権があるため、当サイトには転載していません。このページの○×問題は当サイトのオリジナルです。
🥾 つぎに読むなら
認知療法(ベック) 頭に自動的に浮かぶ考え(自動思考)のクセに気づいて、見直していく心理療法 →参考文献・参考サイト
- 木村周・下村英雄『キャリアコンサルティング 理論と実際』(雇用問題研究会)
- 渡辺三枝子 編著『新版 キャリアの心理学』(ナカニシヤ出版)
- 厚生労働省・キャリアコンサルティング協議会・JCDA の公式情報
※本ページは初心者向けにやさしい表現で説明しています。試験対策では、必ずお手持ちのテキスト・過去問・公式資料もあわせてご確認ください。