TERM 158 🌥️🌥️🌥️
組織の3次元モデル(シャインのキャリア・コーン)
そしきのさんじげんもでる
キャリア理論
更新日: 2026年7月12日
ひとことでいうと
モヤン
ねえサニー先生、「組織の3次元モデル(シャインのキャリア・コーン)」ってなあに?
サニー先生
組織の中の動き方は「上がる」だけじゃない。円すいの中を3方向に動くというシャインのモデル
小学生でもわかる説明
モヤン
うーん…もうすこしやさしく教えて!
サニー先生
会社の中の成長は、出世(上に上がる)だけではありません。①上下(えらくなる)、②ぐるり(営業から企画へ、など仕事の種類の移動)、③中心へ(会社の大事な情報や決定に近づく)。3つの方向があると考えると、異動の意味が見えてきます。
身近なたとえ
モヤン
たとえば、どんな感じ?
サニー先生
ソフトクリームのコーンを思いうかべて。てっぺんに向かう道(昇進)、コーンのまわりを回る道(職種の異動)、外側から芯に向かう道(信頼されて中枢に近づく)。「肩書は同じでも中心に近づいた」という成長があるのです。
試験で必要な正式な説明
サニー先生
ここからは先生モード。試験ではこう説明されるよ。ゆっくりでいいから読んでみてね。
シャインは組織を円すい(コーン)にたとえ、組織内キャリアの移動を3次元で説明した。①垂直方向(階層: 昇進・昇格)、②水平方向(職能・技術: 部門間の異動)、③中心方向(部内者化・中心性: 組織の中核情報や意思決定への接近)である。境界(階層の境界・職能の境界・部内者化の境界)を通過するたびにキャリアの節目が生じるとした。昇進だけでない成長の説明や、キャリア・アンカー(個人の内的な軸)と対になる「組織側から見たキャリア」の枠組みとして出題される。
試験ではこう出るよ
モヤン
これって、試験ではどんなふうに出るの?
サニー先生
☀️ サニー先生の試験アドバイス
- 3方向=垂直(昇進)・水平(職能間)・中心(部内者化)
- 「中心性」=昇進しなくても中核に近づく成長がある、が出題の核
- キャリア・アンカー(個人の内)との対比、境界の通過という概念も出る
理論家との関係
モヤン
この言葉って、だれの理論なの?
- シャイン(Edgar H. Schein) — 「組織の中で働く人」のキャリアと、ゆずれない軸を考えた人
似た言葉との違い
モヤン
「キャリア・アンカー」と、なにがちがうの?
- キャリア・アンカー
- アンカーは「個人の内側の軸(何を大切に働くか)」、3次元モデルは「組織の中での動き方」。同じシャインの理論の内と外、と覚える。
1問1答(当サイトオリジナル)
サニー先生
それじゃあ、たしかめテスト!○か×か、選んでみてね。
シャインの組織の3次元モデルにおける「中心化(部内者化)」とは、組織の中核的な情報や意思決定に近づく方向の移動を指す。○か×か。
正解は ○ — ○。垂直(昇進)・水平(職種)・中心(部内者化)の3方向。「肩書が変わらなくても中心に近づく成長がある」という視点が出題ポイントです。
🌈 過去問で確認する
国家資格キャリアコンサルタント試験の過去問題は、2つの試験機関の公式サイトで公開されています(学科試験は両機関共通)。公式ページの過去問PDFで「組織の3次元モデル(シャインのキャリア・コーン)」が出てくる問題を探して、実際の問われ方を確認してみましょう。
※過去問の本文は試験機関に著作権があるため、当サイトには転載していません。このページの○×問題は当サイトのオリジナルです。
🥾 つぎに読むなら
キャリア・アンカー 働くうえで「これだけは手放せない」という自分の軸 →参考文献・参考サイト
- 木村周・下村英雄『キャリアコンサルティング 理論と実際』(雇用問題研究会)
- 渡辺三枝子 編著『新版 キャリアの心理学』(ナカニシヤ出版)
- 厚生労働省・キャリアコンサルティング協議会・JCDA の公式情報
※本ページは初心者向けにやさしい表現で説明しています。試験対策では、必ずお手持ちのテキスト・過去問・公式資料もあわせてご確認ください。