ホーム ことば図鑑 キャリア・アンカー
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覚え方
試験の説明
1問1答
キャリア・アンカーとは? ひとことでいうと
ねえサニー先生、「キャリア・アンカー」ってなあに?
キャリア・アンカーを図でイメージする
専門・職能 全般管理
自律・独立 保障・安定
起業家的創造性 奉仕・社会貢献
純粋な挑戦 生活様式
ゆずれない8つの「いかり」
船のいかりのように、自分を流されにくくする8つの軸
出典: シャイン(E. H. Schein)の8つのキャリア・アンカーを基に当サイト作成(イメージ図)
まずは、ざっくり
船が流されないように海の底におろす「いかり(アンカー)」のこと。仕事えらびでも、「これだけはゆずれない」といういかりがあると、まわりに流されにくくなります。
身近なたとえ
引っ越しをするときに「駅から近いことだけは絶対ゆずれない」という人と、「多少遠くても広さが大事」という人がいますよね。仕事にも同じように、人それぞれ「最後までゆずれない条件」があります。それがキャリア・アンカーです。
子育て・仕事で考えると
「転勤についていくために仕事を辞めるかどうか」で悩むとき、自分のアンカーが「専門性」なのか「保障・安定」なのか「生活様式(ワークライフバランス)」なのかを考えると、判断の手がかりになります。
キャリア・アンカーの8つの種類
シャインが示した8つのアンカー。試験では「名称と説明のマッチング」や「8つに含まれないものを選ばせる」形で出題されます。
種類 こんな価値観
専門・職能別コンピタンス 特定の分野で専門性を高め続けることに喜びを感じる。 全般管理コンピタンス 組織をまとめ、経営・マネジメントの責任を担いたい。 自律・独立 自分のやり方・自分のペースで仕事を進めたい。規則や管理に縛られたくない。 保障・安定 雇用や生活の安定・保障を最優先したい。 起業家的創造性 新しい事業やサービスを、自分の手でゼロから生み出したい。 奉仕・社会貢献 世の中や人の役に立つことを、仕事の軸にしたい。 純粋な挑戦 解決が難しい問題やライバルに挑むこと自体が、何よりの喜び。 生活様式(ライフスタイル) 仕事と家庭・自分の生活との調和をいちばん大切にしたい。
自分のアンカーを探るときは「能力(何が得意か)・動機(何がしたいか)・価値観(何に意味を感じるか)」の3つの問いから考えます。診断的に使う場合も、結果を絶対視せず自己理解の材料に。
モヤン ここ、試験に出そうだね。どこから覚えよう?
サニー先生 キャリア・アンカーは、ひとことで言うと「働くうえで『これだけは手放せない』 という自分の軸」。まずは、ここだけ持ち帰ろう。
キャリア・アンカーは試験でこう出る
サニー先生
☀️ サニー先生の試験アドバイス
8つのアンカー(専門・全般管理・自律独立・保障安定・起業家的創造性・奉仕社会貢献・純粋な挑戦・生活様式)から1つ差し替える問題が出るよ。 「アンカーは就職してすぐ確立する」は×。数年の職業経験を経て形成されるよ。「一度形成されると安定する」は○。 人名はシャイン。3つの問い(何ができるか・何がしたいか・何に価値を感じるか)もセットで。 アンカーの変化は二段構えで覚える:形成の過程(キャリア初期〜30歳前後)では経験によって形づくられ変化していく→いったん確立すると安定して変わりにくい。「最初から決まっている」も「絶対に変化しない」も断定しすぎで×になりやすいよ。 組み合わせ問題では人物のすり替えに注意:組織心理学=シャイン、転機(トランジション) =シュロスバーグ 。役割が入れ替えられていたら×。 シャインの数字セットで武装しよう:アンカーは8種類(「12個」などの数字すり替えは×)・キャリアは内的/外的の2軸・キャリア・サバイバル(職務と役割の戦略的プランニング)は6ステップ。 シャインのキャリア開発観の本質は「時の経過に伴う、個人と組織の相互作用」。個人だけ・組織だけに寄った記述は×になりやすいよ。
キャリア・アンカーの覚え方
シャインの「錨(いかり)」。船がどれだけ流されても錨の位置は変わらない=キャリアの選択で「どうしても手放せないもの」。中身は「能力・動機・価値観」の3つの自己イメージ、と覚えよう。
ここで間違えやすい
アンカーは「就職した瞬間に決まる」ではなく、仕事経験を重ねる中で(おおむね30歳前後までに)安定してくるもの。また「キャリア・サバイバル(仕事・役割側の分析)」との対で出る:アンカー=個人の内側、サバイバル=仕事の外側。
この言葉をもっと深める本
📚
理論の原典
キャリア・アンカー ― 自分のほんとうの価値を発見しよう
エドガー・H・シャイン(白桃書房)
☀️ 「キャリア・アンカー」の本人による解説書。自己診断もできるから、自分のアンカー探しにも使えるよ。
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※ 書籍は版が改まることがあります。リンク先で最新の版・発行年をご確認ください。
キャリア・アンカーと似た言葉との違い
職業興味(ホランド) ホランド の職業興味(RIASEC)は「どんな活動が好きか」というタイプ論。キャリア・アンカーは「何を手放せないか」という価値の軸で、仕事経験を通じて後から明確になる点が特徴。
キャリア・アンカーの1問1答(当サイトオリジナル)
出題範囲(細目) Ⅱ キャリアコンサルティングを行うために必要な知識 / 1 キャリアに関する理論 細目との対応表 ▶︎
Q1 キャリア・アンカーとは、キャリアや職業における自己概念・セルフイメージのことである。○か×か。
○
×
正解は ○ — 第32回で、この記述が適切とされました。能力・欲求・価値観についての自己イメージが重なったものです。
Q2 キャリア・アンカーには8つのタイプが示され、のちに4つのタイプに集約された。○か×か。
○
×
正解は × — 第32回で不適切とされた記述です。キャリア・アンカーは8つのタイプで整理されています。
Q3 キャリア・アンカーは、就職前の学生の段階で完全に確立されるとシャインは考えた。○か×か。
○
×
正解は × — キャリア・アンカーは実際の仕事経験を積む中で形成・明確化されるとされています。
Q4 キャリア理論・カウンセリング理論に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1. バンデューラが挙げた自己効力感を高める情報源の一つに、言葉で励まされたり認められたりする「言語的説得」がある。 2. 内観療法の3項目は「してもらったこと」「して返したこと」「迷惑をかけたこと」である。 3. ワーク・エンゲージメントは「活力・熱意・没頭」の3つの要素で特徴づけられる。 4. キャリア・アンカーは、就職前の学生の段階で完全に確立されるとシャインは考えた。
キャリア・アンカーは実際の仕事経験を積む中で形成・明確化されるとされています。
Q5 シャインのキャリア・アンカーは、「どんな活動が好きか」という職業興味を、6つの類型で示したものである。○か×か。
○
×
正解は × — それはホランドの六角形モデル(RIASEC)です。キャリア・アンカーは「何を手放せないか」という価値の軸で、8つが示されています。
🌈 過去問で確認する
国家資格キャリアコンサルタント試験の過去問題は、2つの試験機関の公式サイトで公開されています(学科試験は両機関共通)。公式ページの過去問PDFで「キャリア・アンカー 」が出てくる問題を探して、実際の問われ方を確認してみましょう。
※過去問の本文は試験機関に著作権があるため、当サイトには転載していません。このページの○×問題は当サイトのオリジナルです。
参考文献・参考サイト
※本ページは初心者向けにやさしい表現で説明しています。試験対策では、必ずお手持ちのテキスト・過去問・公式資料もあわせてご確認ください。
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