アサーションとは? ひとことでいうと
相手も自分も大切にしながら、言いたいことを率直に伝える自己表現の方法
アサーションを図でイメージする
アサーション=「自分も◎、相手も◎」の伝え方。3タイプの分類問題が定番
出典: アサーション・トレーニング(ウォルピらの主張訓練を起源)の考え方を基に当サイト作成
まずは、ざっくり
言いたいことをがまんするのでも、乱暴に言うのでもなく、「わたしはこう思う」と正直に、でも相手を傷つけずに伝えること。ドラえもんでいうと、ジャイアンでもなく、のび太でもなく、しずかちゃんの伝え方です。
身近なたとえ
自己表現には3つのタイプがあります。攻撃的(自分◎相手×)、非主張的(自分×相手◎)、アサーティブ(自分◎相手◎)。ボールを投げつけるのでも、投げないのでもなく、相手が取りやすいボールを投げるイメージです。
子育て・仕事で考えると
「今日は残業できません」が言えずに抱え込む、あるいは家で家族に爆発する…。「今日はお迎えがあるので17時に出ます。この作業は明日の朝一番に対応します」のように、事実+自分の意思+代案で伝えるのがアサーティブな表現です。
アサーションは試験でこう出る
サニー先生
☀️ サニー先生の試験アドバイス
- 3つの自己表現(攻撃的・非主張的・アサーティブ)の分類問題が出るよ。「自分も相手も大切にする」のがアサーション。
- 「自分の意見を必ず通す技術」ときたら×。伝え方の話であって、勝ち負けではないよ。
- 定義のひっかけ:「相手に主張し説得できるようにする訓練」は×。自分も相手も尊重しながら、率直・対等に自己表現するのがアサーション。「説得」「言い負かす」という言葉が入っていたら疑おう。
アサーションの覚え方
自己表現は3タイプ:「攻撃的(自分だけ大切)・非主張的(相手だけ大切)・アサーティブ(自分も相手も大切)」。めざすのは3つめ。
ここで間違えやすい
「アサーション=上手に説得する技術」は×。相手を言い負かすことではなく、お互いを尊重した自己表現のこと。行動療法の流れをくむ訓練法という位置づけも押さえて。
アサーションと似た言葉との違い
ひと目でくらべる
| ことば | ひとことでいうと |
| アサーションこのページ | 相手も自分も大切にしながら、言いたいことを率直に伝える自己表現の方法 |
| 傾聴 | 相手の話を、評価やアドバイスをはさまずに心をこめて聴くこと |
- 傾聴
- 傾聴は「受け取る」側の技術、アサーションは「伝える」側の技術。support(支援)の場面では両方が車の両輪になる。
アサーションの1問1答(当サイトオリジナル)
出題範囲(細目)Ⅱ キャリアコンサルティングを行うために必要な知識 / 2 カウンセリングに関する理論 細目との対応表 ▶︎
Q1アサーションにおける「アサーティブな自己表現」とは、自分の意見を通すために相手を強く説得する表現を指す。○か×か。
正解は × — それは攻撃的(アグレッシブ)な表現。アサーティブは自分も相手も尊重する表現です。
Q2面接での関わり方に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
言葉と非言語の不一致は、相談者を理解する大事な手がかりです。ラポールは初期から重視されます。動機づけ面接では、説得や直面化はむしろ抵抗を強めると考えます。
Q3自己表現のタイプは、一般に、「攻撃的」「非主張的」「アサーティブ」の3つに分類される。○か×か。
正解は ○ — 自分も相手も尊重するのが、アサーティブな自己表現です。
Q4相手を優先して自分の気持ちや意見を言わないことは、「アサーティブ」な自己表現にあたる。○か×か。
正解は × — それは「非主張的(ノン・アサーティブ)」です。アサーティブは、自分も相手も尊重した自己表現です。
Q5アサーション・トレーニングは、精神分析の流れをくむ訓練法である。○か×か。
正解は × — 行動療法の流れをくむ訓練法です。
🌈 過去問で確認する
国家資格キャリアコンサルタント試験の過去問題は、2つの試験機関の公式サイトで公開されています(学科試験は両機関共通)。公式ページの過去問PDFで「アサーション」が出てくる問題を探して、実際の問われ方を確認してみましょう。
※過去問の本文は試験機関に著作権があるため、当サイトには転載していません。このページの○×問題は当サイトのオリジナルです。
参考文献・参考サイト
※本ページは初心者向けにやさしい表現で説明しています。試験対策では、必ずお手持ちのテキスト・過去問・公式資料もあわせてご確認ください。
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