もやもやモヤンの中の人コラム #マインド#子育て

「どうせ無理」と言う日の、クランボルツ — 偶然を味方にする5つの心

計画どおりに進まない毎日こそ、実はチャンスの宝庫かもしれない。キャリア理論の中でいちばん「肩の力が抜ける」理論を、子育てと自分のマインドに翻訳してみます。

更新日: 2026年7月12日

モヤン(黄色い通学帽をかぶった雲の小学生) モヤン

計画を立てても、いっつも予定どおりにいかないの。わたし、だめだなあ…

サニー先生(丸眼鏡のレモンイエローの太陽) サニー先生

ふふ、実はね、キャリアの8割は「予定外の偶然」からできてるって言った学者さんがいるんだよ。

計画どおりにいかないのは、失敗じゃない

クランボルツの「計画された偶発性理論」は、こう言います。個人のキャリアの多くは、予期しない偶然の出来事によって形づくられている。だから、偶然を排除しようとするのではなく、偶然を「呼び込み」、起きた偶然を「生かす」ほうに力を使おう——。

これはキャリアだけの話ではありません。子育ても、人間関係も、毎日の暮らしも、ほとんど計画どおりには進みません。むしろ「予定どおりにいかないことが標準」だと考えると、うまくいかない日の自分を責める理由が、ひとつ減ります。

偶然を味方にする5つの心

クランボルツは、偶然をチャンスに変える人に共通する5つの姿勢を挙げました。好奇心(新しいことをのぞいてみる)、持続性(すぐ結果が出なくても続けてみる)、柔軟性(こだわりをゆるめる)、楽観性(なんとかなると考える)、冒険心(結果が見えなくても踏み出す)。

この5つ、そのまま「子どもへの声かけ」に翻訳できます。「やってみたら?(好奇心)」「もうちょっとだけ続けてみる?(持続性)」「別のやり方もあるかもよ(柔軟性)」「きっとだいじょうぶ(楽観性)」「失敗してもいいからやってごらん(冒険心)」。子どもの「どうせ無理」に理屈で言い返すより、5つの心のどれかをそっと差し出すほうが、扉は開きやすいのです。

そして大人の自分にも同じことが言えます。新しい挑戦の前に完璧な計画を求めて動けなくなったら、思い出してください。理論が保証してくれています——完璧な計画がなくても、動きながら偶然を拾っていく人が、結局いちばん遠くまで行くのだと。

← コラム一覧へ