THEORIST 47

キューブラー・ロス

Elisabeth Kübler-Ross

☀️ 死生学・悲嘆のプロセス

更新日: 2026年7月28日

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似顔絵は当サイト作成のイメージイラストです(実際の写真は下の「もっと知る」からご覧いただけます)。

サニー先生今日はキューブラー・ロスさんとピクニックしよう。キューブラー・ロスさんは、死生学・悲嘆のプロセスの中で「死の受容過程(5段階)」を唱えた人。とくちょうは——否認→怒り→取引→抑うつ→受容。大きな喪失に直面した心がたどりやすいプロセスとして示した。 キューブラー・ロスさん、よろしくお願いします!

キューブラー・ロスさんいらっしゃい、サニー先生、モヤン。……いい風ね。人生には、手放さなくてはいけないものに出会う日もある。悲しみには、たどる道すじがあるの。今日はあわてずに、お茶を飲みながら、その道の地図を一緒に見ましょう。

ひとことでいうと

大きな喪失を受け入れるまでの「心の5段階」を示した精神科医

まずは、ざっくり

とても大きな悲しい知らせを受けたとき、心は「否認→怒り→取引→抑うつ→受容」という段階をたどることが多い——と示したお医者さんです。もともとは死と向き合う人の研究ですが、失業や大きな転機など、人生の「喪失」全般の理解に使われています。

身近なたとえ

大きな嵐のあとの空のようなものです。最初は「信じられない」という霧(否認)、次に雷(怒り)、「〜だったら」という交渉の雨(取引)、深い曇り(抑うつ)を経て、少しずつ晴れ間(受容)が見えてくる。順番どおりに進むとは限らず、行ったり来たりもします。

おもな理論・キーワード

死の受容過程(5段階)
否認→怒り→取引→抑うつ→受容。大きな喪失に直面した心がたどりやすいプロセスとして示した。
悲嘆(グリーフ)への理解
悲しみのプロセスは自然な心の働きであり、段階を「正しく進ませる」ものではなく、寄り添って理解するための地図として使う。
キャリア支援への応用
失業・退職・病気など、キャリアの大きな喪失や転機を理解する枠組みとして、転機の理論(シュロスバーグ・ブリッジズ)とあわせて参照される。

試験でのポイント

  • 5段階の順番(否認→怒り→取引→抑うつ→受容)。順番の入れ替えが定番のひっかけ
  • 「必ず順番どおりに進む」「全員が全段階を通る」と断定したら×。個人差があり行き来もする
  • 転機・喪失の支援の文脈で、シュロスバーグ(4S)・ブリッジズ(終焉→中立圏→開始)と並べて出ることがある

混同しやすい理論家

ブリッジス
どちらも「喪失から始まるプロセス」を扱うが、キューブラー・ロス=悲嘆の5段階(否認〜受容)、ブリッジズ=転機の3段階(終焉→中立圏→開始)。

覚えるためのエピソード

理論だけだと覚えにくいもの。人となりを知ると、ぐっと記憶に残ります。

  • スイス生まれの精神科医。代表作『死ぬ瞬間』(1969)は、死と向き合う患者たちへのインタビューをもとに書かれ、世界的ベストセラーになった。
  • 三つ子の長女として生まれ、「自分は何者か」を問い続けた経験が、人の心に寄り添う研究姿勢につながったと語られる。

もっと知る(写真・動画)

実際の写真や、くわしい経歴・解説動画は、下のリンクから。イラストと実際の顔を両方見ると覚えやすくなります。

🌈 過去問で確認する

国家資格キャリアコンサルタント試験の過去問題は、2つの試験機関の公式サイトで公開されています(学科試験は両機関共通)。公式ページの過去問PDFで「キューブラー・ロス」が出てくる問題を探して、実際の問われ方を確認してみましょう。

※過去問の本文は試験機関に著作権があるため、当サイトには転載していません。このページの○×問題は当サイトのオリジナルです。