TERM 009 🌥️🌥️🌥️
転機(トランジション)
てんき(とらんじしょん)
キャリア理論
更新日: 2026年7月11日
ひとことでいうと
モヤン
ねえサニー先生、「転機(トランジション)」ってなあに?
サニー先生
人生の天気が変わる節目のこと。4つのS(状況・自分・支え・戦略)で点検して乗り切る
図でイメージする
小学生でもわかる説明
モヤン
うーん…もうすこしやさしく教えて!
サニー先生
転校、引っこし、家族が増える、仕事が変わる…。人生には天気が変わるみたいに、急に雨がふる日があります。それが「転機」。シュロスバーグ先生は、転機がきたら4つのこと(4S)を点検すれば乗り切れる、と教えてくれました。
身近なたとえ
モヤン
たとえば、どんな感じ?
サニー先生
転機は天気に似ています。急な雨(予測していなかった転機)もあれば、天気予報どおりの雨(予測していた転機)も、降ると思った雨が降らないこと(期待していたものが起こらなかった転機)もあります。どんな雨でも、傘(資源)を点検すれば濡れずにすみます。
子育て・仕事で考えると
モヤン
暮らしの中でも役に立つ?
サニー先生
夫の転勤、育休からの復職、親の介護…。転機のまっただ中にいるときは頭が真っ白になりがちですが、「状況・自分・支え・戦略」の4つを紙に書き出すだけで、できることが見えてきます。
試験で必要な正式な説明
サニー先生
ここからは先生モード。試験ではこう説明されるよ。ゆっくりでいいから読んでみてね。
シュロスバーグ(Schlossberg, N. K.)は、成人の発達を転機(トランジション)の連続と捉え、転機を「予測していた転機」「予測していなかった転機」「期待していたものが起こらなかった転機」に分類した。転機に対処するための資源として4S(Situation:状況、Self:自己、Support:支援、Strategies:戦略)を点検・活用することを提唱した。
試験ではこう出るよ
モヤン
これって、試験ではどんなふうに出るの?
サニー先生
☀️ サニー先生の試験アドバイス
- 転機の3タイプ「予測していた転機・予測していなかった転機・期待していたのに起こらなかった転機(ノンイベント)」の分類が出るよ。ノンイベントを忘れずに。
- 4S(状況Situation・自己Self・支援Support・戦略Strategies)の組み合わせ問題も定番。シュロスバーグとセットで覚えてね。
理論家との関係
モヤン
この言葉って、だれの理論なの?
- シュロスバーグ(Nancy K. Schlossberg) — 人生の転機を「4つのS」で点検して乗り切ろうと教えた人
似た言葉との違い
モヤン
「ブリッジズのトランジション」と、なにがちがうの?
- ブリッジズのトランジション
- ブリッジズは転機の心理プロセスを「終焉→中立圏→開始」の3段階で説明した。シュロスバーグは転機への対処資源(4S)に注目。どちらも「トランジション」を扱うが切り口が違う。
1問1答(当サイトオリジナル)
サニー先生
それじゃあ、たしかめテスト!○か×か、選んでみてね。
シュロスバーグの4Sとは、Situation・Self・Support・Strategies の4つである。○か×か。
正解は ○ — ○。状況・自己・支援・戦略の4つの資源を点検して転機に対処します。転機の3分類とセットで覚えましょう。
🌈 過去問で確認する
国家資格キャリアコンサルタント試験の過去問題は、2つの試験機関の公式サイトで公開されています(学科試験は両機関共通)。公式ページの過去問PDFで「転機(トランジション)」が出てくる問題を探して、実際の問われ方を確認してみましょう。
※過去問の本文は試験機関に著作権があるため、当サイトには転載していません。このページの○×問題は当サイトのオリジナルです。
🥾 つぎに読むなら
プランド・ハップンスタンス 偶然の出来事を、計画的にキャリアのチャンスに変えるという考え方 →参考文献・参考サイト
- 木村周・下村英雄『キャリアコンサルティング 理論と実際』(雇用問題研究会)
- 渡辺三枝子 編著『新版 キャリアの心理学』(ナカニシヤ出版)
- 厚生労働省・キャリアコンサルティング協議会・JCDA の公式情報
※本ページは初心者向けにやさしい表現で説明しています。試験対策では、必ずお手持ちのテキスト・過去問・公式資料もあわせてご確認ください。