TERM 029 🌥️
リアリティ・ショック
りありてぃ・しょっく
キャリア理論
更新日: 2026年7月11日
ひとことでいうと
モヤン
ねえサニー先生、「リアリティ・ショック」ってなあに?
サニー先生
入社前の期待と入社後の現実のギャップに直面して受ける衝撃のこと
小学生でもわかる説明
モヤン
うーん…もうすこしやさしく教えて!
サニー先生
楽しみにしていた遠足が、雨で予定と全然違った…そんな「思ってたのと違う!」のショックです。新しく会社に入った人が、想像していた仕事と現実の違いにがっかりしてしまうことをいいます。
身近なたとえ
モヤン
たとえば、どんな感じ?
サニー先生
SNSで見たキラキラのカフェに行ったら、行列と混雑で疲れただけだった——期待が大きいほどショックも大きい。仕事も同じで、入る前のイメージが現実とズレているほど強く起きます。
子育て・仕事で考えると
モヤン
暮らしの中でも役に立つ?
サニー先生
新入社員だけでなく、復職や転職の直後にも起きます。「こんなはずでは」と感じたとき、「これはリアリティ・ショックという誰にでも起きる現象だ」と名前を知っているだけで、少し冷静になれます。
試験で必要な正式な説明
サニー先生
ここからは先生モード。試験ではこう説明されるよ。ゆっくりでいいから読んでみてね。
リアリティ・ショックとは、就職・異動・転職などの前に抱いていた期待や理想と、実際の仕事・組織の現実との間のギャップに直面して生じる心理的な衝撃のこと。早期離職の要因のひとつとされ、対策として、採用段階で仕事の良い面も厳しい面もあらかじめ伝えるRJP(Realistic Job Preview:現実的職務予告)などが知られる。シャインの組織社会化の議論とも関連づけて出題される。
試験ではこう出るよ
モヤン
これって、試験ではどんなふうに出るの?
サニー先生
☀️ サニー先生の試験アドバイス
- 「入社前の期待と入社後の現実のギャップによる衝撃」という定義が出るよ。新入社員の早期離職の文脈で出題されやすい。
- 対策としてのRJP(現実的職務予告=いいことも大変なことも事前に伝える採用)とセットで覚えてね。
理論家との関係
モヤン
この言葉って、だれの理論なの?
- シャイン(Edgar H. Schein) — 「組織の中で働く人」のキャリアと、ゆずれない軸を考えた人
似た言葉との違い
モヤン
「転機(トランジション)」と、なにがちがうの?
- 転機(トランジション)
- 転機は人生の節目全般を指す広い概念。リアリティ・ショックは、その中でも「組織に入る」場面で期待と現実のギャップから生じる衝撃に特化した言葉。
1問1答(当サイトオリジナル)
サニー先生
それじゃあ、たしかめテスト!○か×か、選んでみてね。
採用前に仕事の良い面だけでなく厳しい面も伝えるRJPは、リアリティ・ショックの緩和策のひとつとされる。○か×か。
正解は ○ — ○。RJP(現実的職務予告)は期待と現実のギャップを事前に小さくする取り組みです。
🌈 過去問で確認する
国家資格キャリアコンサルタント試験の過去問題は、2つの試験機関の公式サイトで公開されています(学科試験は両機関共通)。公式ページの過去問PDFで「リアリティ・ショック」が出てくる問題を探して、実際の問われ方を確認してみましょう。
※過去問の本文は試験機関に著作権があるため、当サイトには転載していません。このページの○×問題は当サイトのオリジナルです。
🥾 つぎに読むなら
転機(トランジション) 人生の天気が変わる節目のこと。4つのS(状況・自分・支え・戦略)で点検して乗り切る →参考文献・参考サイト
- 木村周・下村英雄『キャリアコンサルティング 理論と実際』(雇用問題研究会)
- 渡辺三枝子 編著『新版 キャリアの心理学』(ナカニシヤ出版)
- 厚生労働省・キャリアコンサルティング協議会・JCDA の公式情報
※本ページは初心者向けにやさしい表現で説明しています。試験対策では、必ずお手持ちのテキスト・過去問・公式資料もあわせてご確認ください。