TERM 011 🌥️🌥️
積極的不確実性
せっきょくてきふかくじつせい
キャリア理論
更新日: 2026年7月11日
ひとことでいうと
モヤン
ねえサニー先生、「積極的不確実性」ってなあに?
サニー先生
「先が読めないこと」を不安がらず、前向きに受け入れて決めていこうという考え方
小学生でもわかる説明
モヤン
うーん…もうすこしやさしく教えて!
サニー先生
明日の天気が完ぺきには当たらないように、未来のことは誰にもわかりません。ジェラット先生は「わからないことを、こわがらずに楽しもう。決めたことも、途中で変えていい」と教えてくれました。
身近なたとえ
モヤン
たとえば、どんな感じ?
サニー先生
旅先での食事選びに似ています。口コミを調べ尽くしても、入ってみないとわからない。「はずれでも、それも旅の思い出」と思って選ぶ人の方が、結局いいお店に出会えたりします。
子育て・仕事で考えると
モヤン
暮らしの中でも役に立つ?
サニー先生
「この選択で本当にいいのかな」と完璧な正解を探して動けなくなるとき、この言葉を思い出すと少し楽になります。子どもの進路選びでも「決めたら終わり」ではなく「決めてからも直せる」と考えられます。
試験で必要な正式な説明
サニー先生
ここからは先生モード。試験ではこう説明されるよ。ゆっくりでいいから読んでみてね。
ジェラット(Gelatt, H. B.)は前期には、予測システム・価値システム・決定システムからなる連続的意思決定プロセスを提唱した。後期には、変化の激しい時代においては未来の不確実性を積極的に受け入れ、直観や柔軟性も活かして意思決定すべきだとする「積極的不確実性(positive uncertainty)」を提唱した。
試験ではこう出るよ
モヤン
これって、試験ではどんなふうに出るの?
サニー先生
☀️ サニー先生の試験アドバイス
- 「不確実性を排除すべきもの」とする記述は×。「不確実さを受け入れ、前向きに活用する」が肯定的不確実性だよ。
- 前期ジェラット(合理的な連続的意思決定)→後期ジェラット(肯定的不確実性)という変化を問う問題が定番。
理論家との関係
モヤン
この言葉って、だれの理論なの?
- ジェラット(H. B. Gelatt) — 「決め方」を研究し、後年「わからない未来を前向きに」と説いた人
似た言葉との違い
モヤン
「計画された偶発性」と、なにがちがうの?
- 計画された偶発性
- クランボルツは「偶然の出来事を行動でつくり出し活かす」ことに注目。ジェラットは「不確実さへの向き合い方・意思決定の姿勢」に注目。どちらも変化の時代の理論だが焦点が違う。
1問1答(当サイトオリジナル)
サニー先生
それじゃあ、たしかめテスト!○か×か、選んでみてね。
ジェラットの「積極的不確実性」は、不確実な未来を否定的に捉えて排除すべきだとする考え方である。○か×か。
正解は × — ×。不確実性を前向きに受け入れ、柔軟に意思決定していこうとする考え方です。
🌈 過去問で確認する
国家資格キャリアコンサルタント試験の過去問題は、2つの試験機関の公式サイトで公開されています(学科試験は両機関共通)。公式ページの過去問PDFで「積極的不確実性」が出てくる問題を探して、実際の問われ方を確認してみましょう。
※過去問の本文は試験機関に著作権があるため、当サイトには転載していません。このページの○×問題は当サイトのオリジナルです。
🥾 つぎに読むなら
プランド・ハップンスタンス 偶然の出来事を、計画的にキャリアのチャンスに変えるという考え方 →参考文献・参考サイト
- 木村周・下村英雄『キャリアコンサルティング 理論と実際』(雇用問題研究会)
- 渡辺三枝子 編著『新版 キャリアの心理学』(ナカニシヤ出版)
- 厚生労働省・キャリアコンサルティング協議会・JCDA の公式情報
※本ページは初心者向けにやさしい表現で説明しています。試験対策では、必ずお手持ちのテキスト・過去問・公式資料もあわせてご確認ください。