TERM 075 🌥️🌥️🌥️
能力開発基本調査
のうりょくかいはつきほんちょうさ
制度・支援
更新日: 2026年7月12日
ひとことでいうと
モヤン
ねえサニー先生、「能力開発基本調査」ってなあに?
サニー先生
会社の人材育成や働く人の自己啓発の実態がわかる厚生労働省の調査
まずは、ざっくり
会社がどれくらい社員の勉強(教育訓練)にお金や時間をかけているか、働く人がどれくらい自分で勉強(自己啓発)しているかを調べる調査です。「忙しくて勉強できない」という悩みが多いこともわかります。
身近なたとえ
日本の「学びの通知表」のようなもの。会社の授業(OJT・Off-JT)と、家庭学習(自己啓発)のようすが毎年チェックされています。
試験で必要な正式な説明
能力開発基本調査は、厚生労働省が毎年実施する調査で、企業・事業所・個人の3つの調査票により、教育訓練(OJT・Off-JT)への取組、教育訓練費用、キャリアコンサルティングの実施状況、労働者の自己啓発の実施状況と課題などを明らかにする。自己啓発の課題としては「仕事が忙しくて時間がとれない」が多いことや、正社員と正社員以外で実施率に差があることなどが繰り返し示されている。
試験ではこう出るよ
モヤン
これって、試験ではどんなふうに出るの?
サニー先生
☀️ サニー先生の試験アドバイス
- 傾向問題の定番。「自己啓発の課題は『仕事が忙しくて時間がない』が最多」「正社員以外は実施率が低い」の方向感で選べるよ。
- 数字の方向感を4つ覚えよう:①OFF-JTと自己啓発支援の「どちらにも支出していない」企業が約半数 ②事業内職業能力開発計画を「作成していない」企業が約4分の3(職業能力開発推進者の未選任はそれ以上) ③キャリコンの仕組み導入は正社員でも5割弱(産業別では金融・保険業などが高め) ④正社員以外への導入は3割程度。
- 最大のひっかけは「規模」:企業規模が大きいほどキャリコンの仕組み導入率は高い。「規模が大きいほど低い」と書かれていたら誤りだよ。
- OJT・Off-JT・自己啓発という用語の定義問題とセットで出ることが多いよ。※数値は調査年度で変わるから方向感で覚えて、最新は厚労省の公表資料で確認してね。
覚え方のヒント
数字のはしごで「半分→4分の3→5割弱→3割」。①支出どちらもなし=約半分 ②計画つくってない=約4分の3 ③正社員へのキャリコン導入=5割弱 ④正社員以外=3割程度。「日本の会社の人材育成は、まだまだこれから」という方向感ごと覚えよう。
ここで間違えやすい
「企業規模が大きいほど、キャリコンの仕組み導入率は低くなる」は×。実際は大企業ほど導入率が高い(逆を言わせるのが定番のひっかけ)。もう1つ、産業別に高いのは金融・保険業など。数値は調査年度で変わるので、断定の細かい数字より傾向で判断しよう。
1問1答(当サイトオリジナル)
能力開発基本調査の傾向では、企業規模が大きくなるほど、キャリアコンサルティングを行うしくみの導入割合は低くなる。○か×か。
正解は × — ×。実際は規模が大きい企業ほど導入割合が高い傾向です。「規模と逆」のひっかけは定番。あわせて、正社員への導入は5割弱・正社員以外は3割程度、という水準感も覚えておきましょう。
🌈 過去問で確認する
国家資格キャリアコンサルタント試験の過去問題は、2つの試験機関の公式サイトで公開されています(学科試験は両機関共通)。公式ページの過去問PDFで「能力開発基本調査」が出てくる問題を探して、実際の問われ方を確認してみましょう。
※過去問の本文は試験機関に著作権があるため、当サイトには転載していません。このページの○×問題は当サイトのオリジナルです。
🥾 つぎに読むなら
OJTとOff-JT OJT=仕事をしながらの訓練、Off-JT=仕事を離れての研修。人材育成の基本の型 →参考文献・参考サイト
- 木村周・下村英雄『キャリアコンサルティング 理論と実際』(雇用問題研究会)
- 渡辺三枝子 編著『新版 キャリアの心理学』(ナカニシヤ出版)
- 厚生労働省・キャリアコンサルティング協議会・JCDA の公式情報
※本ページは初心者向けにやさしい表現で説明しています。試験対策では、必ずお手持ちのテキスト・過去問・公式資料もあわせてご確認ください。