TERM 035 🌥️🌥️

認知療法(ベック)

にんちりょうほう(べっく)

カウンセリング理論

更新日: 2026年7月11日

ひとことでいうと

モヤン(黄色い通学帽をかぶった雲の小学生) モヤン

ねえサニー先生、「認知療法(ベック)」ってなあに?

サニー先生(丸眼鏡のレモンイエローの太陽) サニー先生

頭に自動的に浮かぶ考え(自動思考)のクセに気づいて、見直していく心理療法

図でイメージする

出来事 あいさつを返して もらえなかった 自動思考 「嫌われた!」 瞬間的に浮かぶ 考えのクセ 気持ち 落ちこむ 出来事そのものではなく「自動思考」が気持ちをつくる 自動思考に気づき、現実的な考えに整えるのが認知療法(ベック) エリス(論理療法)との人名入れ替えに注意!
気持ちをつくるのは出来事ではなく「自動思考」。ベックの認知療法の基本図 出典: ベック(A. T. Beck)の認知療法の考え方を基に当サイト作成(イメージ図)

小学生でもわかる説明

モヤン(黄色い通学帽をかぶった雲の小学生) モヤン

うーん…もうすこしやさしく教えて!

サニー先生(丸眼鏡のレモンイエローの太陽) サニー先生

友だちにあいさつしたのに返事がなかったとき、「嫌われたんだ!」と頭に勝手に浮かぶことがあります。でも本当は聞こえなかっただけかも。この「勝手に浮かぶ考え」を見直す練習をするのが認知療法です。

身近なたとえ

モヤン(黄色い通学帽をかぶった雲の小学生) モヤン

たとえば、どんな感じ?

サニー先生(丸眼鏡のレモンイエローの太陽) サニー先生

心の中に住んでいる「早とちりの実況アナウンサー」の実況を、いったん録画で見直すイメージ。「本当にそう?」「別の見方は?」と検証していきます。

子育て・仕事で考えると

モヤン(黄色い通学帽をかぶった雲の小学生) モヤン

暮らしの中でも役に立つ?

サニー先生(丸眼鏡のレモンイエローの太陽) サニー先生

「全部私のせいだ」「いつも失敗する」のような極端な考え(認知の歪み)は、育児中の自分責めにも出がちです。学科ではエリス(論理療法)との区別が頻出です。

試験で必要な正式な説明

サニー先生(丸眼鏡のレモンイエローの太陽) サニー先生

ここからは先生モード。試験ではこう説明されるよ。ゆっくりでいいから読んでみてね。

認知療法は、ベック(Beck, A. T.)がうつ病の治療から発展させた心理療法。状況に応じて自動的に浮かぶ考え(自動思考)や、その背景にある信念(スキーマ)に注目し、認知の歪み(全か無かの思考、過度の一般化など)を検証・修正することで感情や行動の改善を図る。行動療法と統合された認知行動療法(CBT)として広く用いられている。

試験ではこう出るよ

モヤン(黄色い通学帽をかぶった雲の小学生) モヤン

これって、試験ではどんなふうに出るの?

サニー先生(丸眼鏡のレモンイエローの太陽)

サニー先生

☀️ サニー先生の試験アドバイス

  • 認知療法=ベック、論理療法=エリス。この人名の対応がいちばんのひっかけポイント。
  • 「自動思考」「認知のゆがみ(スキーマ)」というキーワードが出たらベックの認知療法だよ。

似た言葉との違い

モヤン(黄色い通学帽をかぶった雲の小学生) モヤン

「論理療法(エリス)」と、なにがちがうの?

論理療法(エリス)
どちらも「考え方」に注目するが、エリス=論理療法・ABC理論・イラショナルビリーフ、ベック=認知療法・自動思考・スキーマ。提唱者と用語の対応の入れ替え問題が定番。

1問1答(当サイトオリジナル)

サニー先生(丸眼鏡のレモンイエローの太陽) サニー先生

それじゃあ、たしかめテスト!○か×か、選んでみてね。

認知療法における「自動思考」の概念を提唱したのはエリスである。○か×か。

🌈 過去問で確認する

国家資格キャリアコンサルタント試験の過去問題は、2つの試験機関の公式サイトで公開されています(学科試験は両機関共通)。公式ページの過去問PDFで「認知療法(ベック)」が出てくる問題を探して、実際の問われ方を確認してみましょう。

※過去問の本文は試験機関に著作権があるため、当サイトには転載していません。このページの○×問題は当サイトのオリジナルです。

🥾 つぎに読むなら

論理療法(ABC理論) 気持ちを決めるのは出来事そのものではなく「受け取り方」だと考える、エリスの理論

参考文献・参考サイト

※本ページは初心者向けにやさしい表現で説明しています。試験対策では、必ずお手持ちのテキスト・過去問・公式資料もあわせてご確認ください。