TERM 154 🌥️🌥️
レヴィンのマージナルマン(境界人)
まーじなるまん
キャリア理論
更新日: 2026年7月12日
ひとことでいうと
モヤン
ねえサニー先生、「レヴィンのマージナルマン(境界人)」ってなあに?
サニー先生
子どもでも大人でもない、2つの世界の境目に立つ不安定な存在——青年期の姿
小学生でもわかる説明
モヤン
うーん…もうすこしやさしく教えて!
サニー先生
中学生や高校生は、「子どもあつかいしないで!」と思うのに、大人の世界にはまだ入れてもらえない。2つの国の国境に立っているような、宙ぶらりんの時期です。不安定なのは当たり前なんです。
身近なたとえ
モヤン
たとえば、どんな感じ?
サニー先生
転校初日、前の学校の仲間ではもうないし、新しいクラスにもまだなじめない——あの「どっちにも属していない感じ」が、青年期そのものだとレヴィンは言いました。
試験で必要な正式な説明
サニー先生
ここからは先生モード。試験ではこう説明されるよ。ゆっくりでいいから読んでみてね。
レヴィン(場の理論で知られる社会心理学者)は、子どもの集団にも大人の集団にも完全には所属できず、両者の境界に位置する青年を境界人(マージナルマン、周辺人)と呼んだ。所属の不確かさから、情緒不安定・過敏さ・立場の揺れが生じるとされる。青年期の説明概念として、エリクソンの心理社会的モラトリアム(大人の責任を猶予され、アイデンティティを模索する期間)と並べて出題される。
試験ではこう出るよ
モヤン
これって、試験ではどんなふうに出るの?
サニー先生
☀️ サニー先生の試験アドバイス
- マージナルマン=レヴィン。エリクソン(モラトリアム)との人名入れ替えに注意
- 「子どもと大人の両集団の境界に位置する」という定義がそのまま出る
- 青年期の情緒不安定の説明概念として使われる
理論家との関係
モヤン
この言葉って、だれの理論なの?
- エリクソン(Erik H. Erikson) — 人生を8つの階段に分けて、それぞれの「宿題(発達課題)」を示した人
- レビンソン(Daniel J. Levinson) — 人生を四季にたとえて、「季節の変わり目(過渡期)」の大切さを説いた人
似た言葉との違い
モヤン
「心理社会的モラトリアム(エリクソン)」と、なにがちがうの?
- 心理社会的モラトリアム(エリクソン)
- マージナルマンは「所属の宙ぶらりん」に注目した概念(レヴィン)、モラトリアムは「責任の猶予期間」に注目した概念(エリクソン)。人名の対応を確実に。
1問1答(当サイトオリジナル)
サニー先生
それじゃあ、たしかめテスト!○か×か、選んでみてね。
青年期を「境界人(マージナルマン)」と特徴づけたのは、エリクソンである。○か×か。
正解は × — ×。マージナルマンはレヴィンです。エリクソンはモラトリアムとアイデンティティ。人名の入れ替えひっかけの典型です。
🌈 過去問で確認する
国家資格キャリアコンサルタント試験の過去問題は、2つの試験機関の公式サイトで公開されています(学科試験は両機関共通)。公式ページの過去問PDFで「レヴィンのマージナルマン(境界人)」が出てくる問題を探して、実際の問われ方を確認してみましょう。
※過去問の本文は試験機関に著作権があるため、当サイトには転載していません。このページの○×問題は当サイトのオリジナルです。
🥾 つぎに読むなら
マーシャのアイデンティティ・ステイタス 「危機」と「傾倒」の2軸で、アイデンティティの状態を4タイプに分けた理論 →参考文献・参考サイト
- 木村周・下村英雄『キャリアコンサルティング 理論と実際』(雇用問題研究会)
- 渡辺三枝子 編著『新版 キャリアの心理学』(ナカニシヤ出版)
- 厚生労働省・キャリアコンサルティング協議会・JCDA の公式情報
※本ページは初心者向けにやさしい表現で説明しています。試験対策では、必ずお手持ちのテキスト・過去問・公式資料もあわせてご確認ください。