家族療法とは? ひとことでいうと
問題を「その人のせい」でなく「家族というシステム全体」から考える療法
まずは、ざっくり
だれか1人を「問題の人」と決めつけずに、家族全体を1つのチーム(システム)として見て、チームのやりとりのパターンを変えていく方法です。
身近なたとえ
モビール(つるすかざり)のイメージ。1つの飾りだけ動かしても、糸でつながった全体がゆれます。家族もつながっているので、1人を直すのではなく、全体のバランスを整えます。
子育て・仕事で考えると
「子どもが学校に行きたがらない」とき、子どもだけを変えようとせず、家族の会話のパターンや役割分担ごと見直す——そんな考え方の土台になっています。
家族療法は試験でこう出る
サニー先生
☀️ サニー先生の試験アドバイス
- 円環的因果律(直線的因果律ではない)とIPが2大キーワード
- 問題を個人でなくシステム(相互作用)に見立てる、という視点の転換が問われる
- 解決志向アプローチやナラティブが家族療法の流れから生まれた、という系譜も出る
家族療法と似た言葉との違い
ひと目でくらべる
| ことば | ひとことでいうと |
| 家族療法このページ | 問題を「その人のせい」でなく「家族というシステム全体」から考える療法 |
| 解決志向アプローチ | 原因探しではなく「うまくいっている時」に注目して解決をつくるアプローチ |
- 解決志向アプローチ
- 家族療法(システムズ・アプローチ)の流れから発展した短期療法のひとつが解決志向アプローチ。原因分析より解決の構築に焦点を当てる。
家族療法の1問1答(当サイトオリジナル)
出題範囲(細目)Ⅱ キャリアコンサルティングを行うために必要な知識 / 2 カウンセリングに関する理論 細目との対応表 ▶︎
Q1ダブルバインドとは、言葉によるメッセージと、それと矛盾する非言語的なメッセージを同時に与えられ、混乱する状況に置かれることをいう。○か×か。
正解は ○ — 家族療法の重要な用語です(第32回で出題)。
Q2ジェノグラムとは家族の樹形図のことで、今の家族、家族の歴史、システムとしての家族を理解するのに役立つ。○か×か。
正解は ○ — 家族療法で使われるツールです(第32回で出題)。
Q3リフレーミングとは、クライエントを褒めたり、ねぎらったりすることをいう。○か×か。
正解は × — 第32回で、この説明は不適切とされました。リフレーミングは、ものごとを見る枠組みを変えて、別の意味づけをすることです。褒めたりねぎらったりすることは、コンプリメントと呼ばれます。
Q4家族療法では、症状を示す人(IP)個人の内面に問題の原因があると考える。○か×か。
正解は × — IPは「家族システムの問題が、たまたまその人に現れた」と捉えます。円環的因果律・システムズ・アプローチがキーワードです。
Q5キャリア理論・カウンセリング理論に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
第32回で、この説明は不適切とされました。リフレーミングは、ものごとを見る枠組みを変えて、別の意味づけをすることです。褒めたりねぎらったりすることは、コンプリメントと呼ばれます。
🌈 過去問で確認する
国家資格キャリアコンサルタント試験の過去問題は、2つの試験機関の公式サイトで公開されています(学科試験は両機関共通)。公式ページの過去問PDFで「家族療法」が出てくる問題を探して、実際の問われ方を確認してみましょう。
※過去問の本文は試験機関に著作権があるため、当サイトには転載していません。このページの○×問題は当サイトのオリジナルです。
参考文献・参考サイト
※本ページは初心者向けにやさしい表現で説明しています。試験対策では、必ずお手持ちのテキスト・過去問・公式資料もあわせてご確認ください。
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