TERM 164 🌥️🌥️
家族療法
かぞくりょうほう
カウンセリング理論
更新日: 2026年7月19日
ひとことでいうと
モヤン
ねえサニー先生、「家族療法」ってなあに?
サニー先生
問題を「その人のせい」でなく「家族というシステム全体」から考える療法
小学生でもわかる説明
モヤン
うーん…もうすこしやさしく教えて!
サニー先生
だれか1人を「問題の人」と決めつけずに、家族全体を1つのチーム(システム)として見て、チームのやりとりのパターンを変えていく方法です。
身近なたとえ
モヤン
たとえば、どんな感じ?
サニー先生
モビール(つるすかざり)のイメージ。1つの飾りだけ動かしても、糸でつながった全体がゆれます。家族もつながっているので、1人を直すのではなく、全体のバランスを整えます。
子育て・仕事で考えると
モヤン
暮らしの中でも役に立つ?
サニー先生
「子どもが学校に行きたがらない」とき、子どもだけを変えようとせず、家族の会話のパターンや役割分担ごと見直す——そんな考え方の土台になっています。
試験で必要な正式な説明
サニー先生
ここからは先生モード。試験ではこう説明されるよ。ゆっくりでいいから読んでみてね。
家族療法は、個人ではなく家族を1つのシステムと捉えるシステムズ・アプローチに基づく心理療法。症状を示す人をIP(Identified Patient=患者とみなされた人)と呼び、問題はIP個人ではなくシステムの相互作用に現れたものと考える。原因→結果の直線的因果律ではなく、互いが影響し合う円環的因果律で理解する点が特徴。
試験ではこう出るよ
モヤン
これって、試験ではどんなふうに出るの?
サニー先生
☀️ サニー先生の試験アドバイス
- 円環的因果律(直線的因果律ではない)とIPが2大キーワード
- 問題を個人でなくシステム(相互作用)に見立てる、という視点の転換が問われる
- 解決志向アプローチやナラティブが家族療法の流れから生まれた、という系譜も出る
似た言葉との違い
モヤン
「解決志向アプローチ」と、なにがちがうの?
- 解決志向アプローチ
- 家族療法(システムズ・アプローチ)の流れから発展した短期療法のひとつが解決志向アプローチ。原因分析より解決の構築に焦点を当てる。
1問1答(当サイトオリジナル)
サニー先生
それじゃあ、たしかめテスト!○か×か、選んでみてね。
家族療法では、症状を示す人(IP)個人の内面に問題の原因があると考える。○か×か。
正解は × — ×。IPは「家族システムの問題が、たまたまその人に現れた」と捉えます。円環的因果律・システムズ・アプローチがキーワードです。
🌈 過去問で確認する
国家資格キャリアコンサルタント試験の過去問題は、2つの試験機関の公式サイトで公開されています(学科試験は両機関共通)。公式ページの過去問PDFで「家族療法」が出てくる問題を探して、実際の問われ方を確認してみましょう。
※過去問の本文は試験機関に著作権があるため、当サイトには転載していません。このページの○×問題は当サイトのオリジナルです。
参考文献・参考サイト
- 木村周・下村英雄『キャリアコンサルティング 理論と実際』(雇用問題研究会)
- 渡辺三枝子 編著『新版 キャリアの心理学』(ナカニシヤ出版)
- 厚生労働省・キャリアコンサルティング協議会・JCDA の公式情報
※本ページは初心者向けにやさしい表現で説明しています。試験対策では、必ずお手持ちのテキスト・過去問・公式資料もあわせてご確認ください。