TERM 016 🌥️🌥️🌥️

論理療法(ABC理論)

ろんりりょうほう(えーびーしーりろん)

カウンセリング理論

更新日: 2026年7月11日

ひとことでいうと

モヤン(黄色い通学帽をかぶった雲の小学生) モヤン

ねえサニー先生、「論理療法(ABC理論)」ってなあに?

サニー先生(丸眼鏡のレモンイエローの太陽) サニー先生

気持ちを決めるのは出来事そのものではなく「受け取り方」だと考える、エリスの理論

図でイメージする

A出来事 B受け取り方(信念) C感情・結果 気持ちを決めるのは出来事(A)ではなく 受け取り方(B) 非合理的な信念(イラショナル・ビリーフ)に 気づいて反論(D)すると、効果(E)が生まれる
A(出来事)→B(信念)→C(結果)。Bを見直すのが論理療法 出典: エリス(A. Ellis)の論理療法(ABC理論)を基に当サイト作成(イメージ図)

小学生でもわかる説明

モヤン(黄色い通学帽をかぶった雲の小学生) モヤン

うーん…もうすこしやさしく教えて!

サニー先生(丸眼鏡のレモンイエローの太陽) サニー先生

同じ雨(出来事)でも、「サッカーできない、さいあく!」と思う子と「かさをさして歩ける、ラッキー」と思う子がいます。気持ちを決めているのは雨じゃなくて、心の中の「受け取り方」なんです。

身近なたとえ

モヤン(黄色い通学帽をかぶった雲の小学生) モヤン

たとえば、どんな感じ?

サニー先生(丸眼鏡のレモンイエローの太陽) サニー先生

心にかけている「色めがね」の話です。A(出来事)→B(めがね=信念)→C(気持ち)の順番で気持ちが生まれます。曇っためがね(〜すべき、〜でなければならない)に気づいて、かけかえる練習をするのが論理療法です。

子育て・仕事で考えると

モヤン(黄色い通学帽をかぶった雲の小学生) モヤン

暮らしの中でも役に立つ?

サニー先生(丸眼鏡のレモンイエローの太陽) サニー先生

「母親なんだから手作りのごはんを出すべき」で苦しくなるとき、その「べき」はイラショナル・ビリーフ(非合理的な信念)かもしれません。「できる日は作る、無理な日は買う。それで子どもは元気に育つ」と受け取り方を見直せます。

試験で必要な正式な説明

サニー先生(丸眼鏡のレモンイエローの太陽) サニー先生

ここからは先生モード。試験ではこう説明されるよ。ゆっくりでいいから読んでみてね。

論理療法(rational therapy)はエリス(Ellis, A.)が提唱した心理療法。A(Activating event:出来事)そのものではなく、B(Belief:信念・受け取り方)がC(Consequence:感情や行動の結果)を生むと考える(ABC理論)。非合理的な信念(イラショナル・ビリーフ)に対して反論・論駁(D:Dispute)を行い、効果(E:Effect)を得ることを目指す。

試験ではこう出るよ

モヤン(黄色い通学帽をかぶった雲の小学生) モヤン

これって、試験ではどんなふうに出るの?

サニー先生(丸眼鏡のレモンイエローの太陽)

サニー先生

☀️ サニー先生の試験アドバイス

  • A=出来事、B=ビリーフ(受け取り方)、C=感情・結果。「Bは行動」とするひっかけが定番だよ。
  • 「悩みは出来事そのものから生まれる」ときたら×。ビリーフから生まれる、が論理療法の核心。人名はエリス。

似た言葉との違い

モヤン(黄色い通学帽をかぶった雲の小学生) モヤン

「認知療法(ベック)」と、なにがちがうの?

認知療法(ベック)
ベックの認知療法も「考え方が感情に影響する」と考えるが、自動思考や認知の歪みという概念を用いる。エリス=論理療法・ABC理論、ベック=認知療法・自動思考、と提唱者と用語の対応で覚える。

1問1答(当サイトオリジナル)

サニー先生(丸眼鏡のレモンイエローの太陽) サニー先生

それじゃあ、たしかめテスト!○か×か、選んでみてね。

論理療法のABC理論では、感情(C)を直接引き起こすのは出来事(A)であるとされる。○か×か。

🌈 過去問で確認する

国家資格キャリアコンサルタント試験の過去問題は、2つの試験機関の公式サイトで公開されています(学科試験は両機関共通)。公式ページの過去問PDFで「論理療法(ABC理論)」が出てくる問題を探して、実際の問われ方を確認してみましょう。

※過去問の本文は試験機関に著作権があるため、当サイトには転載していません。このページの○×問題は当サイトのオリジナルです。

🥾 つぎに読むなら

自己効力感 「自分ならこれをうまくやれそうだ」という見通しと自信

参考文献・参考サイト

※本ページは初心者向けにやさしい表現で説明しています。試験対策では、必ずお手持ちのテキスト・過去問・公式資料もあわせてご確認ください。