サニー先生、小学生モヤン、シュロスバーグさんがお弁当を囲み、道具箱を開けている

きょうのお客さま

シュロスバーグさんと
お弁当

転機が来たら、どうしたらいい?
おはなしを読む ⌄

心は天気。晴れの日も、雨の日も。

その空をじっと見つめ、よりそう。

今日は、モヤンの「急な知らせ」から始まります。

このお話は、学説と史実にもとづく創作の会話です。
試験で使う正式な表現は、各用語の「試験のことば」で確認してね。

おべんとうの時間 1

転機には、3つの種類がある。

シュロスバーグさんモヤン、浮かない顔だね。よし、お弁当を食べながら、いっしょに点検してみよう。
モヤンお父さんの転勤で、引っ越すかもしれないんだ。急に言われて、頭がまっしろだよ……。
シュロスバーグさんそれは大きな だ。転機には3つの種類があってね。①予期していた転機(入学や就職のように、来るとわかっていたもの)、②予期していなかった転機(急な転勤や病気)、③期待していたのに起こらなかった転機——たとえば「合格すると思っていたのに、しなかった」。起こらなかったことも転機なんだよ。
サニー先生3つめは「ノンイベント」と呼ばれていて、試験でもよく問われるよ。「何も起きていないのに転機」というのが、ひっかけポイントだね。
モヤン起こらなかったことまで転機に数えてくれるんだ……。なんだか、わかってもらえた気がする。

気になる言葉を見つけたら、押してみよう。

おべんとうの時間 2

4つのSで、点検しよう。

モヤン点検って、何を点検するの?
シュロスバーグさん転機を乗りこえる資源、つまり「使える持ち物」を4つ調べるんだ。①Situation(状況)——いつ、どんなタイミングか。②Self(自分)——自分の強みや経験。③Support(支え)——家族、友だち、先生、使える制度。④Strategies(戦略)——どう対処するかの作戦。頭文字をとって4S(よんエス)だよ。
サニー先生道具箱の中身をひとつずつ確かめるみたいだね。「何もない」と思っていても、点検してみると、支えや強みが必ず見つかるんだよ。
モヤンぼくの4S……。支え(Support)なら、サニー先生も、お母さんもいる! あれ、なんだか道具箱、けっこう入ってるぞ。
シュロスバーグさんその調子! 転機は「資源がない」から怖いんじゃない。「点検していない」から怖いのさ。

おべんとうの時間 3

転機は、見方が変わるとき。

モヤンそもそも、どこからが「転機」なの?
シュロスバーグさんいい質問だ。わたしは、役割・人間関係・毎日の過ごし方・自分や世界の見方——このあたりが変わる出来事を転機と考えている。引っ越しなら、学校も友だちも通学路も変わるだろう? だから大きな転機なんだ。
サニー先生転機そのものを消すことはできないけれど、4Sの点検で「乗りこえ方」は変えられる。それがシュロスバーグさんの励ましなんだね。
モヤン引っ越しがなくなるわけじゃないけど……道具箱を持ってるって思えたら、ちょっと歩けそうだよ。

おかわりの時間

シュロスバーグさんの、おかわりばなし

シュロスバーグさん(1929〜)は、「転機の専門家」でありながら、自分自身の人生もたくさんの転機の連続だったといわれています。夫の仕事にともなう引っ越しや、思いがけない役職の話が消えてしまった経験——そうした自分の転機を見つめたことが、理論のヒントになったそうです。アメリカのキャリアカウンセリングの世界で長く活躍し、全米のキャリア発達の学会を引っぱる役目も務めました。

参考: 理論家解説記事。経歴の詳細は一次資料で最終確認のうえ更新予定。

お弁当のあとの遊び

ことばのタネを、ひろって帰ろう。

5問中、好きなところまでで大丈夫。分からなかった問題は、復習バスケットが預かります。

わたしの復習バスケット

雨のしずくも、持って帰ろう。

まだ問題は入っていません。

    バスケットの中身は、この端末の中だけに保存されます。

    きょうのお見送り

    シュロスバーグさん転機が来たら、また道具箱を開けにおいで。いつでも点検につきあうよ。

    つぎの先生と、ランチする →
    お弁当のお話は、これからひとりずつ増えていくよ。